デビュー18年経っても「達成感がないからこそ頑張れる」Dream Shizukaの新たな挑戦
「愛」そして「友情」をパワフルなナンバーに乗せて描き、大ヒットした映画「フラッシュダンス」(1983年公開)がミュージカルになって待望の日本初上陸。主人公でダンサーを夢見る少女・アレックスが奮闘するエネルギッシュな物語は、未来を切り拓く勇気を与えてくれるに違いない。アレックスの親友で、共に夢を追う少女・キキを演じるDream Shizukaは今回がソロとして初めてのミュージカル出演となる。歌とダンスで夢を見せ続けてきた彼女に、新たな挑戦への意気込みを語ってもらった。
日本初上陸のミュージカル「フラッシュダンス」に出演するDream Shizuka
「愛」そして「友情」をパワフルなナンバーに乗せて描き、大ヒットした映画「フラッシュダンス」(1983年公開)がミュージカルになって待望の日本初上陸。主人公でダンサーを夢見る少女・アレックスが奮闘するエネルギッシュな物語は、未来を切り拓く勇気を与えてくれるに違いない。アレックスの親友で、共に夢を追う少女・キキを演じるDream Shizukaは今回がソロとして初めてのミュージカル出演となる。歌とダンスで夢を見せ続けてきた彼女に、新たな挑戦への意気込みを語ってもらった。
――今作がソロとして初めてのミュージカル挑戦。出演が決まった際の心境を教えてください。
「ミュージカルの世界に憧れていて、ミュージカルを見るのも好き。すごく楽しそうな世界だなと思っていました。もともと、映画『フラッシュダンス』は知っていたので、その日本初上陸となる公演に参加できるのはすごく嬉しかったですね」
――出演が決まる前から「フラッシュダンス」という作品に親しまれてきたそうですが、どんなところが魅力なのでしょうか。
「この作品は、当時Dreamのメンバーが勧めてくれて知りました。主人公・アレックスが夢に向かって葛藤しながらも強い意志を持って成長していく姿が、同じ夢を追う人としてすごく格好いいんです。自分の弱さもすべて隠さず、でも勇気を出して夢に向かって踏み出していく姿がこの作品の1番好きなところ。作品全体の世界観も好きですね。ファッション、パフォーマンス、演出……。あの時代にこんなにクリエイティブで、格好いいものがあったんだと衝撃を受けました。人間としての生き方の格好よさと、表現としての格好よさ。この2つが大好きな作品です」
――ステージでパフォーマンスをする人にとって、「フラッシュダンス」は強く共感できる作品ですね。
「アレックスの強さはすごく刺激的ですし、ステージに立って表現するからこそ、不安や葛藤、ちょっと弱気になるところと共感できる部分があります。そういうところもあるからこそ、すごく胸に響くのかなと感じますね」
――Shizukaさんは2002年に「dream(後にDreamに改名)」に加入し、その後「E-girls」としても活動されました。18年のキャリアを持ってしても、不安や弱気になることがあるというのは意外でした。
「キャリアがすごいとは思っていないですし、長さはあまり関係ないです。でも、気が付けば時間は過ぎて、自分でも『十何年させてもらっているのに、この自信じゃまだまだだな』と思ったりもします。達成感がないからこそ、頑張り続けられている気もしますね」