CPU対戦では無双もオンラインでは惨敗…敗因を自己分析 パワプロのプロテストに挑戦

上位20名が最終予選に進むことができる。狭き門を突破すべし!
上位20名が最終予選に進むことができる。狭き門を突破すべし!

プロテストでは使用できる選手のバリエーションに制限が…

 使用できる選手には限りがある。いつもは「勝ち運」(登板すると味方のパワーが上がる)を搭載している埼玉西武ライオンズの今井達也を起用することが多い筆者だが、今大会のレギュレーションでは使えない。中盤は、右の強打者を抑えるために大きなスライダーを持った平井克典を投入するが、平井も使用不可。プロテストでは、使い慣れている選手だけを起用することはできないからこそ、培ってきた技術が試される。

 選手にはそれぞれ固有のフォームがある。今回使用可能な選手の中で、特徴的なのが二木康太(ロッテ)や青柳晃洋(阪神)だろう。二木はそのゆったりとしたテークバックが魅力だが、ゆえに投球のタイミングを合わせにくいと感じるプレイヤーも多い。しかし、変化量4のフォークに、スライダー、カーブと3方向へ曲がる変化球は使いこなすことができれば大きな武器となる。そして「奪三振」(追い込むと球速と変化量が上がる)、「球持ち〇」(投球時の球持ちが長く、着弾点の表示が少し遅くなる)を搭載。さらにコントロールB、スタミナBと先発でゲームメークするにはもってこいの投手だ。

 今回は二木を軸に、左のエース・大野雄大(中日)、パワプロ好きで知られる上茶谷大河(DeNA)でローテを組むことに。試合の際にはランダムで調子が決まることや、連戦による体力の回復具合も考慮して、投手運用はいくつかのプランを立てた。試合中は意外に時間がない。継投に迷いが出ると後手に回り、ゲームプランも狂ってきてしまう。この辺りは、プロ野球さながらの駆け引きともいえるが、プレイヤーにとっては難しいところだろう。

 野手では、打順の組み方がやはり重要なようだ。昨季もプロリーグで旋風を起こした「長打力重視の傾向」はプロテストでも健在。プロリーグでは5イニング制で試合が終了するため、とにかく先制点が重要なのだ。したがって、1番に強打者を置くのがセオリー。今回使用できる選手で言えば、ウラディミール・バレンティン(ソフトバンク)、大山悠輔(阪神)、ジャスティン・ボーア(阪神)、ソイロ・アルモンテ(中日)らが該当するが、今挙げた4選手のうち3選手は一塁に走者がいるときに併殺を打ちやすくなってしまう能力も持っている。先頭に置くことで併殺を避けると言う意味でも、ぜひこの起用は参考にしたい。

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