米国でスポーツジムなどが新局面…ヨガ、ピラティスも主流は“アウトドア”
米国ではいまだに新型コロナウイルスの新規感染者が1日4万人を超える日が続いている。
美容院はドライカットのみで苦戦
米国ではいまだに新型コロナウイルスの新規感染者が1日4万人を超える日が続いている。
カリフォルニア州ではギャビン・ニューサム知事が7月13日に、多くの人が集まる屋内での活動を禁止したことで、レストランやスポーツジムなどの経営は困難な局面に入った。
「それならば屋外に移りましょう」という判断で、ビルの屋上にジム機器を移動させて営業を続けているジムが話題になっている。米誌「ハリウッド・リポーター」によると、同州ロサンゼルス市ハリウッドにある「ナチュラル・ピラティス」もその1つ。ビルのテラスに機器を移してワークアウト空間を作った。
また別のヨガ・スタジオ経営者は駐車場にマットレスを敷いて、青空の下で特設のヨガクラスを開設。生徒さんの1人は「そよ風が頬をなで、開放的な空間でヨガを楽しめます」と前向きな感想を述べている。
しかし、美容院などは屋外にチェアと鏡を設置したとしても、「ドライカット」を施すだけで、洗髪やカラーリングはできない。そのため多くの店舗は休業状態にあるが、ビバリーヒルズにある複数の美容院は工夫を凝らしてパティオで営業をはじめ、「いつもとは違う空気を感じてもらう」と前向きな姿勢でいるという。