染谷将太が最後に食べたいのは「家族とすし」…永瀬正敏が答えた「ガネ」とは?
主演の染谷将太(27)を始め、演技派俳優が結集した映画「最初の晩餐」(常盤司郎監督)の公開記念舞台挨拶が2日、東京・新宿ピカデリーで行われ、染谷、戸田恵梨香(31)、斉藤由貴(53)、永瀬正敏(53)、楽駆(22)、森七菜(18)、常盤監督が登壇した。
主演の染谷将太(27)を始め、演技派俳優が結集した映画「最初の晩餐」(常盤司郎監督)の公開記念舞台挨拶が2日、東京・新宿ピカデリーで行われ、染谷、戸田恵梨香(31)、斉藤由貴(53)、永瀬正敏(53)、楽駆(22)、森七菜(18)、常盤監督が登壇した。
「最初の晩餐」は父(永瀬)の遺言により、”目玉焼き”から始まる唯一無二の”通夜ぶるまい”を通じて、バツイチ同士の2つの家族が「本当の家族になる瞬間」を過去と現在を交えて描く。サザンオールスターズのドキュメンタリー映画をはじめ、CMやミュージックビデオ、短編映画など国際的に高い評価を受けている常盤司郎氏が構想7年かけて、自らの体験を基にしたオリジナル脚本を手掛け、?編映画で監督デビューした。
大人パートを演じた染谷は「(子供時代を演じた楽駆や森は)最高でした。空気感が好きで、(本来なら)自分がやりたかった」と絶賛。同じく大人パートを演じた戸田も「私も羨ましかった。(森の演技は)なんてキラキラしているんだろう? 菜々ちゃんはなんてきれいなの? 私はなんで声が低いんだろう。私、こんな十代を生きられていたのだろうかと思った」と話した。
一方、子供時代を演じた森は「本当に楽しかったです。大人の方々のパートを観た時に、(楽しかっただけに)せつなく感じました」。窪塚洋介演じる長男の子供時代を演じた楽駆は本作が映画デビュー作。「本読みで、初めて(窪塚に)お会いして、この人になるんだと思った。(窪塚の演技は)圧巻で、涙と鳥肌が同時に出てきました」と振り返った。
劇中では、さまざまな家庭料理が出てくるが、斉藤は「(子供たちが)美味しいものを食べるときは少し、はしゃぐ感じでしたね。幸せな気持ちになりました」。戸田は「餃子を包むのは慣れているので、本領が発揮できました。撮影ではないところで、お母さん(斉藤)と一緒の時間を過ごせたのが思い出」。また、登山家役を演じた永瀬は「ハイキングコースかなと思っていたら、すごい山だった。断崖絶壁だったので、マジかと思った」と明かした。
映画の内容にちなみ、「人生の最後に食べたいものは?」と聞かれると、染谷は「家族とすし。すしが好きなので」。戸田は「家族とお鍋。一つのものを一緒に食べるのは素敵、大事なことだな、と。鍋の中身はなんでもいいですが、今の気分はすき焼きです(笑)」。森は「家族と手巻き寿司。具はなんでもいいかな。ハンバーグや卵焼きも入れられるし」。一方、ひとりで過ごす派は「桃」と書いた斉藤と「母が作ってくれた塩おにぎり」の楽駆。永瀬の答えは「ガネ」で、「みんな知らないと思って、書きました。南九州地方のソウルフードです。ネットで調べてください。ここにいる劇場のみなさんと食べたいですね」と話した。「ガネ」は千切りにしたサツマイモに衣を絡めてかき揚げ風に揚げたものをいう。
最後に、染谷は「素直な映画です。ここまで正直な映画はないと思います。観た感想をいろんな人に伝えてくれたら、幸せです」と締めていた。