上坂樹里、朝ドラヒロイン抜擢に涙「夢のよう」 オーディションで2410人から選ばれる…見上愛とW主演に
NHKは3日、2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』の主演会見を都内で行い、俳優の上坂樹里がヒロインの一人・大家直美役を務めることを発表した。上坂は連続テレビ小説初出演で初主演となる。会見には上坂と共に、同じくヒロインを務める見上愛、制作統括の松園武大氏も出席した。

明治時代の“看護の世界”が舞台に
NHKは3日、2026年度前期連続テレビ小説『風、薫る』の主演会見を都内で行い、俳優の上坂樹里がヒロインの一人・大家直美役を務めることを発表した。上坂は連続テレビ小説初出演で初主演となる。会見には上坂と共に、同じくヒロインを務める見上愛、制作統括の松園武大氏も出席した。
本作は、明治時代に看護の世界に飛び込んだ2人が“ダブルヒロイン”となるバディドラマ。物語は文明開化が急速に進み、西洋式の看護学が日本に伝わった明治。まだ女性の職業が確立されていない時代に、看護学を学んだ人たちは“トレインドナース”(正規に訓練された看護師)と呼ばれた。
同じ看護婦養成所を卒業した2人が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり合いながら成長し、やがては“最強のバディ”になって、まだ見ぬ世界を切り拓いていく。なお、本作は看護師という職業の確立に大きく貢献した実在の人物、大関和(おおぜき・ちか)さんと鈴木雅(すずき・まさ)さんがモチーフとなる。
上坂のヒロイン起用はオーディションを経て2410人の中から決定。会見に登壇した上坂は、思わず涙を流すと、「いまこの場に立たせてもらっていることが夢のようです」と緊張気味にあいさつ。オーディション結果を聞いた時について、「うれしいという気持ちと感情が追いつかなくて、本当に信じられなくて」と振り返り、「結果を知ったときから今日まで、ふとした時に『え』と声が出てしまうくらい、夢のようです」と喜びをにじませた。
また、上坂は朝ドラヒロインが夢だったとして、「朝ドラのヒロインになると言い続けてきたので、それをかなえられたのはすごく幸せですし、とてもうれしいです」とコメント。
上坂演じる大家は、目的のためには多少のうそやズルをもいとわない柔軟さとしたたかさがあるキャラクター。「すごく人間味にあふれていて、その中に強さだったりやさしさだったり、それも含めて人間味あふれているので、脚本を読んでこれから大家直美という人を知っていきたいです」と意気込みを語った。
