石橋静河を朝ドラヒロインに起用の理由は 制作統括が説明、父・石橋凌、母・原田美枝子の共演は…「オファーしづらい」

NHK大阪放送局は29日、大阪市内の同局で会見し、制作を手掛ける2026年度後期の第115作目となる連続テレビ小説が『ブラッサム』に決まり、作家の宇野千代さんをモデルとするヒロイン・葉野珠(はの・たま)を俳優の石橋静河(30)が務めることを発表した。

会見に臨んだ石橋静河(左)【写真:ENCOUNT編集部】
会見に臨んだ石橋静河(左)【写真:ENCOUNT編集部】

2026年度後期『ブラッサム』、制作統括の村山氏が起用理由明かす

 NHK大阪放送局は29日、大阪市内の同局で会見し、制作を手掛ける2026年度後期の第115作目となる連続テレビ小説が『ブラッサム』に決まり、作家の宇野千代さんをモデルとするヒロイン・葉野珠(はの・たま)を俳優の石橋静河(30)が務めることを発表した。

 制作統括の村山峻平氏(42)は石橋の起用理由について「自然体でありながらも、独特な雰囲気を持ってて、かつ強いまなざし。そこがすごく印象的で目が離せなくなってしまう。そういう力強さがあるなと思ってまして。『主人公の葉野珠として生きる石橋さんをとにかく見たい』その一心で(今春に)オファーしたという感じです」と説明。

「(昨年のNHK)ドラマ10の『燕は戻ってこない』もそうなんですけど、役の深いことをものすごく考えていて、その役と対話しながら、役の人物がどういうものを大切にしてるんだろうかっていうことをすごく掘っていく方なんだろうなって。お話ししてもすごく思うんですけど、ひょっとしたら共感しにくいキャラクターだったりが出てきたとしても、『私は最後の最後までこの役のこの人物を愛さなきゃいけない、味方になんなきゃいけない』と。世の中がどういう時代、社会であったり、いろんな見られ方をするけど、『冷静に見て、見捨てられちゃう人だな』見たいな風に見ずに、『この人は私が世界中、日本中、誰を敵に回しても見捨てないんだ』っていう人物や役に寄り添う、その強さがこのドラマには必要だなって思ってオファーさしてもらいました」と力説。大切な出会いと別れを経験していく主人公の感情の揺れを描けるのが朝ドラの強みといい、石橋は指先まで全部で表現できると演技力を絶賛した。

 撮影は来年春からの予定。詳細は未定で、父・石橋凌、母・原田美枝子との親子共演の可能性を聞かれると、「オファーしづらい」としつつ、未定とした。4回の結婚すべて描くか、石橋が90代を演じるかなども決まっていないとした。

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