【ズバリ!近況】「SHOOTING STAR」八反安未果が語る、夫と娘との幸せな生活にたどり着くまで
バレエの再開が自分を変えてくれた
運動って“運を動かす”って書きますが、本当ですね。バレエの再開が、自分をすごく変えてくれたと感じています。バレエは子供の頃、毎日限界までレッスンして日本のコンクールで1位をいただき、世界のトップバレリーナへの登竜門・ローザンヌ国際バレエコンクールに出場させていただきました。
でも自分の力が発揮できず、帰国の飛行機の中でバレエの道を諦めて歌手に方向転換しようと決心したんです。それからはバレエの先生や母に申し訳なくて、「バレエはもうやっちゃいけない」って決めていました。
だからテレビ番組で再開したときは、心の奥底で「本当にやってもいいのか」と葛藤がありました。ところが、バレエのバーに触れた瞬間、涙があふれ、心が解放され、原点に戻れたというか、必死でバレリーナを目指して踊っていた小さい頃が蘇り、私はまだまだできるってパワーが生まれたんです。この変化は衝撃的でしたね。
「SHOOTING STAR」以降、ヒット出せずに苦しんだ
というのは、「SHOOTING STAR」はヒットしたものの、その後はヒットが出せず、事務所から昭和歌謡やハワイアンなども歌わせていただき幾度もチャンスを与えていただいたにもかかわらず、期待に応えられなかった。そのもどかしさがあったのです。
そんな苦しいときにバレエを再開し、「やっぱり私はステージで表現することが好き。原点はここなんだ」と気付きました。以前の目的(モチベーション)はコンクールで良い成績を残すことでしたけど、再開後は表現する喜びを知りました。
その後、ピラティスを始めるなどメンテナンスしながら、また10代の頃のように踊れる身体に戻すことを目指しています。これからの人生は、今まで培ってきたものが発揮できるかなあと思っています。
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