中山優馬、主演舞台のきっかけは“短髪” 大先輩・錦織一清からの一言明かす
俳優・アーティストの中山優馬が15日、主演舞台『あゝ同期の桜』製作発表に出席。今作の出演のきっかけとなった出来事を明かした。

主演舞台『あゝ同期の桜』製作発表
俳優・アーティストの中山優馬が15日、主演舞台『あゝ同期の桜』製作発表に出席。今作の出演のきっかけとなった出来事を明かした。
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榎本滋民が原作、錦織一清が演出を務める、特攻隊員たちの青春と葛藤を描いた作品。主演を務める中山は「終戦80年という月日の中でこの作品を演じさせていただくことに、本当に身が引き締まる思いです。題材の重厚さ、重要さというか一筋縄では絶対にいかない作品。なので、自分にとっても大きな挑戦になると思いますので、苦しみながら楽しみながら、ニッキさんの元で奮闘したいと思います」と強い眼差しで語った。
さらに、今回の出演はかつて同事務所に所属していた錦織からの熱望で実現したことにも、「舞台が大好きで、舞台上で表現する時間が大好きで。ニッキ(錦織)さんの演出を一度受けてみたい、体験してみたいというふうにずっと思っていました。なので、こういうお話をいただけて本当に楽しみで仕方がない」と期待に胸を膨らませた。
一方、錦織は中山の主演を熱望した理由について「実は優馬との初共演は滝沢君の舞台。ある時、10年ほど前に小さな劇場で最初に『同期の桜』を上演させていただいた。その後、たまたま同じ稽古場に来た時に久しぶりにあった優馬が短髪だった。その時にびびっときて『あゝ同期の桜』やってくれないかな?って。精悍さや凛々しさをものすごく感じたので」と説明。その上で、「帝劇で劇場で(一緒に)芝居をやったときから優馬のお芝居を見てなかったんですよ。でも、お芝居もその時と比べて骨太になったし、楽しさが倍増していて。その時は直感的だったけど、久しぶりに会ってセリフを言ってもらった時に本当に心からやってもらいたくなった。念願叶った」と喜びを滲ませた。
それを聞いた中山は「僕も短髪だった時を覚えていまして、大先輩の錦織さんとたまたまお会いした時におはようございますってあいさつしたら『正解だな』と言われたことまで覚えてるんですよ。その時は何が正解かは分からなかったけど、後からお話を聞いてここで実現していることが嬉しいです」と笑顔。現在は短髪ではないため、ここから短髪になるのかと問われると、すぐさま錦織が「今はドラマの最中なので切ってないだけ。あと2、3日で終わるそうなので、その後にすぐ剃ってもらおうと思います」と話し、その場を笑わせた。
本公演は大阪・IMPホールで7月26、27日の2日間、東京・三越劇場で8月13~19日まで上演される。
