【オヤジの仕事】酒のうえでの失敗乗り越えた高橋由美子が明かす、最近すごく父親に怒られたこと
あまり怒らない父に、最近、すごく怒られたのは…
あまり怒られた記憶はなく、もちろん叩かれたことなどはありません。ただ、最近、すごく怒られたことがありました。2年前、番組内で飲んでトークをする元旦の生放送番組に出演したとき、飲み過ぎちゃって番組途中で退席しちゃったんです。あのときは父に真顔で「仕事なんだから、あそこまではどうなんだ!?」って結構、本気で怒られました。仕事に対する責任感をもっともたなければ、と反省しました。
父からすると、私は案外、冒険できない性格、もっと思い切っていけばいいのに、と感じているみたい。私が子どもの頃から、父はよく「やらずに後悔するより、やって反省しろ」と言っていたんです。「やってみれば良かった」と後から思ってもその時には戻れない。でも、やってみて「違うな」と思えば、次に生かすことができるから、と。後悔するような人生を送ってほしくない、と思っているようです。
私の最大の理解者でもあります。娘を芸能界に出した時点でギャンブルしているようなものだから、私が人様に迷惑をかけたときも「オレがこういう娘に育てちゃったから」と、周りに頭を下げてくれていたみたいです。とにかく明るく生きよう、つらいことがあっても何とか笑おう、というタイプの父だから、私もたとえがんばることが評価されなくても、がんばってみよう、泥臭く生きようと思っています。一家に1人、父のようなポジティブシンキングの人がいると心強いです。
□高橋由美子(たかはし・ゆみこ)1974年1月7日、大宮市(現・さいたま市大宮区)生まれ。89年、ドラマで女優デビュー。翌90年、シングル「Step by Step」(ビクターエンタテインメント)で歌手デビュー。94年、主演ドラマ「南くんの恋人」(テレビ朝日)がヒットし、主題歌「友達でいいから」もヒット。“20世紀最後の正統派アイドル”とよばれるなど人気を博した。98年スタートのドラマ「ショムニ」(フジテレビ)シリーズでも活躍。2020年9月11~21日によみうり大手町ホールで、26~27日にサンケイホールブリーゼで上演される舞台「時子さんのトキ」(主催:エイベックス・エンタテインメント)で主演。10月28日、新曲を入れたベストアルバム「最上級GOOD SONGS [30th Anniversary Best Album]」リリース。