「AKIRA」の金田と鉄雄が30年ぶりに再会!岩田光央&佐々木望が収録舞台ウラ明かす

大友克洋監督によるSFアニメの金字塔「AKIRA」(1988年公開)が11月1日、東京・六本木のEXシアターで上映され、金田役の声優・岩田光央(52)と鉄雄役の声優・佐々木望(52)がトークショーを行った。第32回東京国際映画祭でアニメとして、初めて部門化された「ジャパニーズ・アニメーション THE EVOLUTION OF JAPANESE ANIMATION/VFX」での上映となった。

トークショーを行った岩田光央(左)と佐々木望
トークショーを行った岩田光央(左)と佐々木望

 大友克洋監督によるSFアニメの金字塔「AKIRA」(1988年公開)が11月1日、東京・六本木のEXシアターで上映され、金田役の声優・岩田光央(52)と鉄雄役の声優・佐々木望(52)がトークショーを行った。第32回東京国際映画祭でアニメとして、初めて部門化された「ジャパニーズ・アニメーション THE EVOLUTION OF JAPANESE ANIMATION/VFX」での上映となった。

「AKIRA」は大友氏が自らの漫画原作をアニメ映画化したもの。新型爆弾によって消滅した東京に代わる新首都となった2019年の「ネオ東京」を舞台に、暴走族のリーダーの少年・金田と鉄雄ら超能力者たちが巻き起こすSFアクション。7月、米ロサンゼルスで行われた「Anime Expo 2019」では新アニメーション化のプロジェクトも発表されている。

 劇中では、2020年に東京オリンピックが開催されるという設定。金田役の岩田は「(佐々木と会ったのは)上映した以来、30年ぶり。『AKIRA』のイベントでは初めて。オリンピックが東京に決まった時はネット上がざわついて、『大友さんは予言者か』と言われ、これは美味しくなりそうだ。と思ったら、案の定です(笑)」。佐々木は「私たちにとっても、貴重な機会になりました。(昭和63年のアニメ映画が)平成を経て、この令和の時代に……感動しています」と話した。映画の舞台である2019年を迎えたことについては「思いもよらなかった」と口をそろえた。

 出演はオーディションで決定。岩田は「3次オーディションで初めて(佐々木)望君に会って、マッチングを見られて、合格した。(佐々木の)声を聞いた時は、鉄雄だと思った」。一方の佐々木は「3次オーディションまでやったかは覚えていない。岩田さんは子役からやっているベテラン。自分はデビューの翌年で、業界のやり方も分かっていなかったので、自覚がないまま役をいただけた。岩田さんが出演したアニメを見ていたので、『あ、本物だ』と思った。すごく楽しいし、ついていけるように頑張ろうと思った」と明かす。

 収録はアフレコではなく、最初に声を収録して、画を合わせて作るという「プレスコ」という方式だったという。岩田は「当時でも珍しいプレスコにビックリした。僕は大友さんのファンで、ヤングマガジンも読んでいたし、『気分はもう戦争』や『童夢』も持っていた。単純な喜びの方が強かった。台本ともの凄い量の絵コンテを渡され、画はない中、ラジオドラマ風に録っていった。画の間ではなく、自分の間で取る。1年以上かかりましたが、非常に贅沢な時間でした」と話すと、佐々木も「目の前のセリフを読むのでいっぱいいっぱいでした。プレスコはちょっとずつ録っていくので、業界内でも話題になっていた。『みなさんに注目されている。さあ、どうする』と思いましたね。普通のアフレコでは画に合わせるのですが、制限がなかったので、思った抑揚や間合いで自由にできたので、役に集中できた。天井の高いスタジオで、中で動いたりもしたので、小劇場のような感じがしました」と振り返っていた。

 第32回東京国際映画祭は11月5日まで開催。

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