22歳のクラウンオーナー、生まれる前の1台は“女子ウケ最悪”も「付き合うきっかけをくれた車」
クラウンと言えば、「いつかはクラウン」のキャッチコピー通り、年齢を重ね経済的に余裕の出始めたミドル層の車というイメージがつきまとう。そんな国産高級車を弱冠22歳で乗りこなすオーナーがいる。昨年12月、2001年式のクラウンアスリートVを180万円で購入したという深見賢児さんに、クラウンへの憧れとこだわり、気になる“女子ウケ”の実情を聞いた。

もとは“鉄オタ”も、趣味が高じて仕事となったことで今は車趣味に没頭
クラウンと言えば、「いつかはクラウン」のキャッチコピー通り、年齢を重ね経済的に余裕の出始めたミドル層の車というイメージがつきまとう。そんな国産高級車を弱冠22歳で乗りこなすオーナーがいる。昨年12月、2001年式のクラウンアスリートVを180万円で購入したという深見賢児さんに、クラウンへの憧れとこだわり、気になる“女子ウケ”の実情を聞いた。
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東京・江東区の「A PIT オートバックス東雲」で先月16日に行われた定番の早朝カーミーティング。この日のテーマは「歴代クラウン」とあって、ズラリと王冠のロゴが並ぶなか、ひときわ渋い1台と、似つかわしくない若者の取り合わせが注目を集めた。
鉄道系の会社に勤める深見さんは、もとは根っからの“鉄オタ”。趣味が高じて仕事となったことで、図らずも鉄道への興味が薄れ、今はもっぱら車オタクを目指し、新たな趣味に没頭している。
「最初はダイハツのミラジーノ1000に乗っていたんですが、自分が年齢を重ねたときに買えるかどうかも分からないし、乗るのに早い遅いは関係ないなと、思い切って買い替えました。20代でクラウンはなかなかいない。ましてやこの車は自分が生まれる前の1台。オジサンっぽいと言われることもありますが、老け顔も相まって自分には似合っているかなと」
憧れの1台は京都で販売されていたのを中古車情報サイトで見つけ、はるばる足を運び自宅のある千葉まで引っ張ってきたという。外装は購入当時からほとんど手つかずだといい、「これから少しずつイジって、いい意味でオジサンクラウンにしていきたい」と夢を膨らませる。
とはいえ、まだまだ青春真っただ中の20代。渋すぎる車趣味に、女性からの反応はいかがなものなのか。
「一般的な女子ウケは最悪ですね。でも、今の彼女はかっこいいと言ってくれてます。去年の12月、この車で向こうの職場までお迎えに行って、車内で告白して付き合うことになったんです。そういう意味では、付き合うきっかけをくれた車。これから2人で思い出をたくさん作っていきたい」
年相応の初々しさを見せつつ、深見さんはそう結んだ。
