漫画家でタレントの浜田ブリトニーが21日、ABEMA『しくじり先生 俺みたいになるな!!』（金曜午後11時）に出演。スピリチュアルの沼から脱却したきっかけを語った。

　浜田は人間関係の悪化から占い師を頼り、スピリチュアルの世界にのめり込んだ。8年間で1500万円もの大金をつぎ込み、5000時間以上の膨大な時間を無駄にしたという。

　そんな浜田が沼から脱却したきっかけは、「スピって7年目」となる2023年12月の出来事。「いつものように、友人に誘われセミナーに参加した」ところ、そこで「講師から自分に投資するための開運グッズを買うと、神様のサポートがある」と告げられたそうだ。

　続けて、「あなたの下に2人つけると、神様からのサポートでどんどんお金が入ってくる。その下の人が2人つけると、さらに倍のお金が入ってきますよ」とも。浜田は「完全にマルチ商法だ」と気付いたそうで、「人にお金を使わせてお金持ちになる感覚はなかったので、『あれ？』って思いました」と振り返った。

　さらに、「セミナーの広告塔として活動してほしいとも言われた」ことで「目が覚めた」。直後、別のスピ友から「今しか会えない本物の能力者の先生がいるよ。こんなチャンスは2度とないから」と誘われて会いに行くと、「今日おはらいをしていかないと家族全員、恐ろしいことが起きる」と不安をあおられ、3分のおはらいで7万7000円を支払わされたという。

　浜田は、「このぼったくり霊感商法で一気に心が離れた」と回想。これを機に、自宅にあったスピリチュアルグッズを全て処分し、脱スピしたことで離れた友達も戻ってきたそうだ。

　浜田は「本当の幸せっていうのは外に探しに行くとか、物に頼るとかじゃなくて、心の中にある」と発言。「本当の占い師もいる」としつつ、「占い・開運・パワースポット。神社仏閣っていうのは、楽しみのエンタメとしてはいいかなと思うんですけど、自分の中にとどめておかないと、周りが迷惑しちゃうかなと思います」と述べた。