「ダークナイト」シリーズ、「インセプション」「インターステラー」「ダンケルク」と斬新なアイデア、驚異的ビジュアル、圧倒的なリアリティで、観客に新たな世界を体験させ続ける“世界でも最も次回作が期待される映画監督”クリストファー・ノーラン。同監督の集大成にして最高傑作の呼び声高いタイムサスペンス超大作「TENET テネット」が、9月18日に全国公開となる。

　全米公開に先駆けて、8月26日から欧州・アジア圏を皮切りに世界各国で順次公開という異例の発表をした同作の動向は、映画業界だけでなく、世界中で注目が集まっているが、この度、ロケ地となった国を含めた13か国でそれぞれ先行解禁されたビジュアル全12種類が到着した。名もなき男の迫真のアクションシーン、激しい爆発の中で鋭い表情を見せるニール、酸素マスクをしたセイターや銃を構えるキャットの姿など、主要人物の緊迫の瞬間を切り取ったスケール感溢れるビジュアルとなっている。

　さらに、いまだ多くのことがベールに包まれた「TENET テネット」のキャラクター情報も明らかに。ジョン・デイビット・ワシントンが演じる「名もなき男」は、あるテロ事件に特殊部隊として参加したことから第三次世界大戦を防ぐための謎のキーワード「TENET」を巡るミッションに巻き込まれ、ロバート・パティンソン演じる「ニール」は名もなき男の相棒として任務遂行を手助けする優秀なエージェントとして共に世界中を旅する。この2人がどのように時間の逆行から脱出するのかが最大のポイントとなる。

　また、ケネス・ブラナー演じる「アンドレイ・セイター」は未来と現在を繋ぐ役割を持つ謎の悪人として名もなき男たちの前に立ちはだかる。そして、エリザベス・デビッキ演じる「キャット」はセイターの秘密を握るキーパーソンに。ノーラン監督作品常連で知られるマイケル・ケインは「マイケル・クロズビー卿」という英国情報部の重要人物として登場する。

　ノーラン監督自身が「これまでで最も野心的な映画」だと公言する同作は、同監督史上最高額の約2億ドル（約213億7200万円）以上と言われる巨額を投じ、時間が逆行するというゲーム性を描いて、驚異のスケールで放つ極限のタイムサスペンス超大作。名もなき男とニールを中心に展開される謎のキーワード「TENET」を巡るミッション、手に汗握る展開は世界中を熱狂させることになりそうだ。