本仮屋ユイカがYouTuberになったワケ、コロナ禍で感じた「1つの使命」

YouTubeでファンとの距離感が近くなったという本仮屋ユイカ【写真:山口比佐夫】
YouTubeでファンとの距離感が近くなったという本仮屋ユイカ【写真:山口比佐夫】

撮影スタイルは編集担当の友達と2人で

――どういうスタイルで撮影をしているのですか?

「編集を担当する友達と2人でYouTubeを作っているんですけど、最初はデジカメで撮っていたんです。でも、私のデジカメの設定がおかしくて、スマイルシャッター機能っていうのが動いてしまって、しゃべっている最中に1回でも笑顔になると、シャッターが全部押されちゃうんです。よく笑っているからか、8ギガのメモリが15分で撮り終わってしまうんです(笑)。編集担当の友人に『デジカメは無理なので、カメラが欲しい』と言ったら、使っていないホームビデオカメラを貸してくれました。そのビデオに三脚立てて、ちっちゃい照明をつけて、撮影しています」

――そういう技術も会得したんですね。

「いや、全然、技術はないです。だから、技術部のスタッフさん、美術部のスタッフさんは、本当にありがたいなって思いますね。メークして、自分でちゃんと服にアイロンかけて、それだけでも疲れちゃう。そこから三脚を立てて、照明つけて、メモリカードもすぐになくなるし……。例えば、うどんを作る回だったら、うどんの粉を用意して、画面に映る道具もきれいにして、いわゆる演出部がやってくれることもやって、準備って大変だなあって思います。自分はいつも演技だけやらせてもらっているから、本当にありがたかったな。そこもいい学びになっています」

――そういう気付きもありますよね。

「もちろん、今までも、ありがたいとは思ってはいたんですけど、1人で全部をするって、ホント大変。YouTubeをやってみて、大変だから面白いと思うところもあり、1人だからこそ皆さんとの距離感が近く感じてもらえるかなと思います」

――あとはきれいに映すための照明の当て方なども工夫も必要となるんじゃないですか?

「もう、それどころじゃないです(笑)。ただ、ちゃんとカメラに収めるだけで、いっぱいいっぱい。美しさは全然追求できていないですね。心配したファンの方から照明セットが事務所に届きました」

――YouTubeをやったおかげでファンとの距離感も近くなった?

「なりましたね。ずっとインスタグラムもやっていて、コメントも頂いていましたけど、YouTubeをやったことで、何か、この人面白い人なんだとか、この人にはコメントを書いてもいいんだっていうのが伝わったみたいで、結構近い距離感でコメント頂くことが増えました」

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