スペシャルライブイベント『警視庁麻薬取締課 MOGURA』SP LIVE“MOGURA NIGHT”が、1月25日に東京・渋谷のCLUB HARLEMにて開催された。ABEMAで毎週木曜午後11時より放送中のオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課 MOGURA』に出演するラッパー陣がパフォーマンスを披露した。

　本作は、放送作家・脚本家の鈴木おさむ氏が引退前に企画・プロデュースした作品であり、ラッパーの漢 a.k.a. GAMIから3年前に聞いた実話を基に企画された。ラップスキルを持つ警察官が、違法薬物を摘発するためにラッパー集団に潜入捜査を行ったという実話に着想を得たHIPHOPエンタメドラマとなっている。

　イベントでは、1月10日に配信リリースされたドラマオリジナル楽曲『MOGURA―裸足のままで―』を歌唱する般若、G-k.i.d、Jin Doggがステージに登場し、楽曲を初披露。『MOGURA―裸足のままで―』は、G-k.i.dが制作したHOOKをもとに、般若が楽曲制作を進め、Jin Doggがバースを担当する形で完成した。さらに、本作のオープニング曲であるJIGG、Masa Kohama、ELIONEプロデュースによる『Untitled』のビート上で、3人がラップを繰り広げ、ドラマの世界観を表現した。

　会場となったCLUB HARLEMは、ポスターなどで“MOGURA一色”に染まり、26時にはフロアが満員に。DJの煽りを受け、まずは火薬役のJin Doggが登場し、『TEAM TOMODACHI』や『街風（feat. REAL-T）』で会場を盛り上げた。続いて、OG-T役のG-k.i.dが『Lonely Child』を披露し、熱気はさらに高まった。

　さらに、サプライズゲストとしてカタビラ役のMummy-Dが登場。「日本で初めてのHIP HOPドラマを、俺が語り部として物語っていかないといけないなと思った」「キャストも半端ないでしょ！」と熱く語ると、般若をステージに呼び込んだ。般若は、ドラマ第1話で伊弉諾翔吉（いざなぎ・しょうきち）が9門の前でラップを披露した際のスカジャン姿で登場し、Jin Dogg、G-k.i.dとともに『MOGURA―裸足のままで―』を熱唱。会場の熱気は最高潮に達した。

　ライブの最後には、般若が「火薬さん、あの大麻畑って……」とJin Doggに問いかけ、Jin Doggは「教えねえよ！　最終話までは……」と、キャラクターになりきって応じる場面も。最後まで『警視庁麻薬取締課 MOGURA』の世界観に徹したステージに、観客からは大歓声が上がった。

　なお、ライブ映像はABEMA「HIP HOP」公式YouTubeチャンネルにて公開されており、ドラマ公式YouTubeでは第1話から第4話までのダイジェスト動画も視聴可能。また、ABEMAでは全話の見逃し配信も行われている。