「うまくいかないのも当たり前」―“前髪切りすぎた”三戸なつめ、30歳の現在地
「昔はやっぱりヤスタカさんがいたから、お仕事やタイアップをいただけた」
――三戸さんご自身は「うまくいかないとき」をどう乗り越えていますか。
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「『未来は絶対に明るいぞ』と思って、うまくいっていなくてもやるべきことをやって乗り越えています。正直、昔はやっぱりヤスタカさんがいたから、ありがたいことにたくさんお仕事をいただいたり、タイアップをいただいたりとかもしていたんですけど、今、自分がどれほどの人間なのか、どれだけ頑張れるのか試したいなっていうのは自分の中にあって。三戸なつめ個人になると、ただただちっぽけだなって思うので、だからうまくいかないのも当たり前って考えるようにして。今やるべきこと、勉強するべきことを真面目にやろうって思って乗り越えながら生きています」
――今年2月で30歳を迎えた三戸さんですが、これから挑戦したいことはありますか。
「心理学を学びたいです。演技を始めてから、人の裏側というか『本当はどう思っているんだろう』『どういう気持ちで生きているんだろう』ということを考えるようになって、人間の心理にちょっと興味が出てきました。あとバンジージャンプしたい!!」
――バンジージャンプですか……!?
「20代のうちにやりたかったんですけど、できなかったんです。スカイダイビングでもいいけど、落ちてみたい!落ちていくスリルを味わいたいです」
――最後に、映画を楽しみにしているみなさんにメッセージをお願いします。
「見どころはやっぱり、後藤さんが踊れないのに超踊っているんだよっていうところを全面的に出したいですね(笑)言葉にするとちょっと薄っぺらくなってしまうかもしれないんですけど、夢に向かって頑張っている人たちの希望になるような映画だと思っています。登場人物はみんな『何やってんだよ』という人たちばかりなので、『何やってんだよ!』と思いながらも、見た後には『よし、俺らも頑張るか』と思ってもらえるような作品になっています。ぜひ見てほしいです!」
□三戸なつめ(みと・なつめ) 1990年2月20日、奈良生まれの30歳。2010年、関西で読者モデルの活動を開始。15年には中田ヤスタカプロデュースによる「前髪切りすぎた」でアーティストデビュー。18年より、本格的に俳優としても活動を開始し、ドラマ&映画「賭ケグルイ」や舞台「鉄コン筋クリート」などに出演。映画「パディントン」では日本語吹き替え声優も務め、20年に映画「明日、キミのいない世界で」では初のヒロイン役に挑戦する等、モデル、タレント、女優として幅広いジャンルで活躍している。
ヘアメーク:中安優香
スタイリスト:藥澤真澄
ドレス/パーミニット、ピアス/ジェンマ アルス、シューズ/ダイアナ