「うまくいかないのも当たり前」―“前髪切りすぎた”三戸なつめ、30歳の現在地
眉上で短く切りそろえた前髪がトレードマークのポップアイコン・三戸なつめはいつだってみんなの“なりたい女の子”。読者モデルからキャリアを積み上げ、活動の幅を広げている三戸が出演する映画「ロックンロール・ストリップ」が14日に公開される。映画の見どころから、今年2月に30歳の誕生日を迎えた三戸が挑戦したいことまで、たっぷり語ってもらった。
中田ヤスタカプロデュース「前髪切りすぎた」で歌手デビューを果たした三戸なつめ
眉上で短く切りそろえた前髪がトレードマークのポップアイコン・三戸なつめはいつだってみんなの“なりたい女の子”。読者モデルからキャリアを積み上げ、活動の幅を広げている三戸が出演する映画「ロックンロール・ストリップ」が14日に公開される。映画の見どころから、今年2月に30歳の誕生日を迎えた三戸が挑戦したいことまで、たっぷり語ってもらった。
――改めて、読者モデルとして活動することになったきっかけを教えてください。
「梅田のロフト前を歩いているときに、雑誌『関西girl’s style exp.』の方が声をかけてくれて、気が付いたら読者モデルをやっていました。『あ、わたし読モなんだ』って。やりたいとずっと思っていたので、運よく読モになれたという感じでした」
――当時はどんな生活を送っていたのでしょうか。
「あのときは雑誌がいっぱいあったから、毎日休みなく雑誌の撮影をして。夜は、編集の人にちょっとごちそうしてもらったりとかして(笑)。帰りは渋谷のTSUTAYAに寄って、漫画をいっぱい買って読んでいました」
――その後はモデル以外にも活動の幅を広げていらっしゃいますね。
「リアルなことをいうと、自分が出ていた雑誌の先輩たちが卒業をしていって、『年を取ったら読モってできないんだ』『今の雑誌にずっといれないんだ』って思って。わたしもなにか他に表現する場所を見つけなきゃと考えていたときに、社長が『(中田)ヤスタカさんで歌を歌ってみない?』と提案してくれて、アーティスト活動をすることになりました」
――2015年4月に「前髪切りすぎた」で実際にCDデビューを果たしました。最初にその提案を聞いたときはどう感じたのでしょうか。
「『わたし、ヤスタカさん?』みたいな(笑)。やっぱりすごい人だし、いいのかな?って。きゃりーちゃん(きゃりーぱみゅぱみゅ)もPerfumeもイェイイェイ!って感じだったから、わたし、その波に乗れるのかしら?って、すごく不安でした。でも、ファンの方たちの前で歌を歌うというのはすごい楽しかったし、みんなの生活になれたというか。音楽っていろんな場面で聞くことができるし、音楽がないと生きていけない人の方が多い中で、その一部になれたのはすごく嬉しかったですね」
――三戸さんご自身も音楽はよく聞きますか?
「爆弾ジョニーや、銀杏BOYZが好き。高校生の時には、SHAKALABBITSが超世代で、『UKIちゃん神!』って言っていました(笑)」