専門家が語る理想の座り方「パソコンのモニターと目線を水平にすることが大切」
コロナ禍でおうち時間が増える中、自宅で椅子に座り続けている人も多いだろう。椅子が合わなかったり、座り方によっては、背中や腰が痛くなる。場合によっては、むくみや冷え、代謝低下の原因にもなる。座りっぱなしが続く中で気を付けるべきことを、美容矯正師で骨格セラピストの清水ろっかん氏(64)に聞いてみた。
![骨盤を解説する清水ろっかん氏](https://encount.press/wp-content/uploads/2020/08/95c04f22887c81bdba1089dd7620996c.jpg)
美容矯正師で骨格セラピストの清水ろっかん氏インタビュー
コロナ禍でおうち時間が増える中、自宅で椅子に座り続けている人も多いだろう。椅子が合わなかったり、座り方によっては、背中や腰が痛くなる。場合によっては、むくみや冷え、代謝低下の原因にもなる。座りっぱなしが続く中で気を付けるべきことを、美容矯正師で骨格セラピストの清水ろっかん氏(64)に聞いてみた。
一番の理想は立って仕事をすること
一番の理想は立って仕事をすることです。最近、役所で自由に高さを変えられる大きいテーブルを囲んで、立って会議をするという風景を見ましたが、そういう形がいい。ただ、現実的には座って仕事をせざるを得ないかと思います。
デスクトップのパソコンを使っている方なら、モニターを自分の目の高さと水平にすることが大切です。頭って、本当にスイカくらい重い。その頭を10度下に向けるだけで、首にすごい負担がかかる。胸が圧迫されて、肺が小さくなります。そうすると、呼吸が浅くなって、血中の酸素が薄くなる。集中力が途切れるし、体もどんどんだるくなります。
座り方以上に、モニターとの目線が、ものすごく重要なんです。ノートパソコンの場合でも、パソコンを本などの上に乗せたり、椅子を低く設定するなど、パソコンと目線を水平に近づけるといいでしょう。
合間に体を動かすことも大切です。例えば、飛行機に乗って長時間移動する時は、1時間に1回は機内を歩きましょうと言っています。エコノミークラス症候群を防ぐためによく言われる対策です。広いスペースがある場合は、数回の屈伸運動をするのも効果があります。もも上げを数回繰り返すのもいいです。
理想的な座り方は、北欧のバランスチェア、ひざで座る椅子です。あれに座ると、骨盤が立って、背骨が伸びて、猫背にならないんです。理想に近い座り方ができる。立ってる状態の座り方です。もともと、人の体って、座る構造をしていない。だから、座るという行為をしていることが、骨格に悪い影響を与えているんです。
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