初共演から12年、“戦友”廣瀬友祐&植原卓也再び「全く想像していなかったからこそ面白い」
初共演は「テニスの王子様」 戦友としての共通点
――お2人が2008年にミュージカル「テニスの王子様」で初共演されてから12年が経ちました。お互いの印象はどう変わりましたか。
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廣瀬「間違いなく歳をとったよね」
植原「うん、ほんとに(笑)」
廣瀬「卓也は間違いなく筋肉がついたよね」
植原「筋肉推ししてないのに!でも『るろうに剣心』も一緒だったので、その印象があるのかな」
廣瀬「内面の筋肉も色々ついているだろうなって」
植原「フォローしてくれてる……?(笑)」
廣瀬「年齢もそんなに離れていないし、浮き沈みがあるこの世界で戦い続けている戦友として、感じるところ、共通するところは多いと思う。挫折する人たちもいっぱい見てきたし、それでも諦めずに戦い続けている中で、こうして一緒に作品を作れるのは運命でもある。嬉しいです」
植原「ヒロは本当に大人な印象があったな。僕は当時まだ20歳くらいで、今思うとガキだったんです。その当時は“自分はもう何でもわかってる”みたいな年ごろ。でも今振り返ると、本当に全然ですごく迷惑をかけていたと思う。わちゃわちゃしていたチームの中で、ヒロは冷静だったイメージがあるかな」
廣瀬「卓也には、時代を素直に生きてきたうらやましさもあるんです。こうやって過去を振り返ったときに、今の自分と比較できるっていうのは、確実に歳を取っている証拠だね」
植原「最近、ヒロが『テニスの王子様』関係のお仕事をしていたじゃない。たまたまほかの仕事があって出られなかった僕が言うのも何だけど、嬉しかった。色んなものを心から思い出したりする。ああいうのすごくいいな。でも、なかなかこんなに昔のことを話したことないな」
廣瀬「俺もそうだよ」
――意外です。もっとお話しされていると思っていました。
植原「応援してくれている方とかには結構言われるんです。『テニスについて全く何にも言わないですね』とか。単純に僕は、自分で言えるほどじゃないくらい恥ずかしくって。でもこういう機会なので、思い出しますね」
――当時のご自身たちの姿から、今こうやってご一緒しているというのは想像できていなかった?
植原「さすがにここまで予想はしてなかったね。いっぱい作品がある中で、この『フラッシュダンス』で一緒になってるって、すごい話だよね。そういう語り合いもしたことないし。『10年後、一緒にやるかな』とかっていう話も当然しなかった」
廣瀬「そもそも、自分がこの仕事を続けているかもわからなかったね。でも、全く想像していなかったからこそ面白いなと思う。30代になって、男としても俳優としても、皮をむいていかなきゃいけないこのタイミングで一緒にものづくりができるのは嬉しいに尽きるね」