野村義男、ジャニーさんを語る「最初は必ずギャグ。『YOU 誰だっけ?』って」
24年ぶりの自身名義ソロアルバム「440Hz with <LIFE OF JOY>」(発売中)を発表した野村義男。本作には「ザ・ドリフターズ」のメンバーでウクレレ界の大御所、高木ブー、“たのきんトリオ”の仲間、近藤真彦がドラマーとして参加。野村がENCOUNTの独占インタビューでマッチとのコラボ秘話、ジャニー喜多川さんとの思い出を語る。
よっちゃんの独占インタビュー第2弾、ドラマー近藤真彦についても語る
24年ぶりの自身名義ソロアルバム「440Hz with <LIFE OF JOY>」(発売中)を発表した野村義男。本作には「ザ・ドリフターズ」のメンバーでウクレレ界の大御所、高木ブー、“たのきんトリオ”の仲間、近藤真彦がドラマーとして参加。野村がENCOUNTの独占インタビューでマッチとのコラボ秘話、ジャニー喜多川さんとの思い出を語る。
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――高木ブーさんがボーカルの「ヤシの木の下で」はウクレレをフーチャーした異色作です。
「『ギターの曲ばかりもなんだし』と思って、ウクレレの曲を入れたかったんです。歌うのは、高木さんしかいない。きっかけは3年前。サザンオールスターズの関口(和之)さんが高木さんと一緒に『1933ウクレレオールスターズ』というバンドを作ったんですよ。1933は高木さんの生まれた年。その時に僕がリード・ウクレレで参加して、ハワイ公演でデビューした。関口さんと仲良くなって、ご自宅にお邪魔したり、高木さんとも仲良くしていただいて、ハワイでもずっと一緒だった。
高木さんはレコーディングの日にちをどんどん先延ばしするんですよ。2回ぐらい先延ばした。後でわかったんですけど、高木さんは独自でスタジオを借りて、ボイストレーナーをつけて、ひそかに歌を練習していたんです。曲が体に入らないと、アルバムのように残すものには歌えないから、というわけです。ボーカリストとしては、一番プロでしたね。素晴らしかったです。87歳、すごいですね」
――しかも、ただのウクレレ曲にはなっていませんね。
「関口さんもサザンではベーシストですけど、ウクレレプレイヤーとしては有名だし、関口さんに入ってもらえたら、ウクレレ曲として認められるかなと思った。でも、最初は普通にハワイアンになっちゃったんですよ。これじゃ意味ない。日本の南国といえば、沖縄だと思って、沖縄のミュージシャンMerryに参加してもらった。『指笛も入れますか』『お囃子も入れますか』というので、『全部やって』と言って、沖縄ハワイアンが出来上がった。
でも、足りなかったんですよ。沖縄ハワイアンも面白いけど、スローライフないい曲で終わっちゃうなと思った時に、大ちゃん(浅倉大介)に連絡して、『16小節あげるよ。やりたいようにやって』とキーボード部分を丸投げしたんですよ。それで、ぶっ飛んだウクレレソングになった」