「鬼滅の刃」の勢いが止まらない… 最新の書籍販売ランキングで小説版も第1位

ハイブリッド型総合書店「honto」が、hontoサイトとhontoサービス実施店で購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計したランキングを発表。その結果、いま最も売れている書籍の最新動向が明らかになった。

総合ランキング1位は鬼滅の刃の小説
総合ランキング1位は鬼滅の刃の小説

7月1日から31日にかけて集計したランキングを発表

 ハイブリッド型総合書店「honto」が、hontoサイトとhontoサービス実施店で購入された書籍や電子書籍の販売データをもとに集計したランキングを発表。その結果、いま最も売れている書籍の最新動向が明らかになった。

「honto」はネット書店(本の通販ストア、電子書籍ストア)と丸善、ジュンク堂書店、文教堂などの書店を連携させた総合書店で、大日本印刷株式会社(DNP)が株式会社丸善ジュンク堂書店、株式会社文教堂及び株式会社トゥ・ディファクトと共同で運営している。

総合ランキング1位は「鬼滅の刃 風の道しるべ」

 総合ランキングの1位には、漫画やアニメが大ヒットしている「鬼滅の刃」の小説版第3弾「鬼滅の刃 風の道しるべ」(集英社)が輝いた。コミック版の最新21巻もコミックランキング1位となり、今後22巻と23巻の発売を控え、まだまだブームは続きそうだ。

 2位には村上春樹の6年ぶりとなる短編集「一人称単数」(文藝春秋)、3位に伊坂幸太郎の「ホワイトラビット」(新潮文庫)、4位に佐伯泰英の「新・酔いどれ小籐次」シリーズ「鼠異聞 上下巻」(文春文庫)、5位に三上延の「ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時」(メディアワークス文庫)と、人気作家の文庫新刊がこぞってランクインした。

電子書籍ランキング1位は「つまみメシ」

 電子書籍ランキングでは、巣ごもり生活を反映し、つまみにもおかずにもなる料理レシピ満載のレシピ本「つまみメシ」(主婦の友社)が1位に輝いた。2位は「怒った顔もエロいです」(ソルマーレ編集部)、3位に「鬼滅の刃 風の道しるべ」がランクイン。4位「巨人族の花嫁(2)」(スクリーモ)、5位「オーバー・スコール」(竹書房)と続いた。

「怒った顔もエロいです」をはじめとした3タイトルがBL(ボーイズラブ)作品と、BL人気が勢いづいている結果となった。

男性ランキング1位は「一人称単数」、女性1位は「鬼滅の刃 風の道しるべ」

 男性ランキングの1位には「一人称単数」がランクイン。2位は「ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時」、3位「鼠異聞 上巻」、4位「鼠異聞 下巻」、5位「ホワイトラビット」と小説が上位を占めた。

 一方、女性ランキングでは1位「鬼滅の刃 風の道しるべ」、2位「ビブリア古書堂の事件手帖II 扉子と空白の時」、3位「一人称単数」、4位「ホワイトラビット」とこちらも小説が上位を占めたが、5位に「NEWS」メンバーの小山慶一郎と加藤シゲアキが表紙の「TV ガイド Alpha 2020JUN. EPISODE FF」(東京ニュース通信社)がランクインした。

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