2児のママがアメ車で保育園の送り迎え 「こんな車に」と周囲騒然も…エンジン音は“子守歌”
「2人の子どもがいて、こんな車に乗ってるの?」――。保育園の送迎で、ママ友や周囲の人たちからびっくりされる。25歳で2児のママであるみーちゃんさんの愛車は、ド派手なマットイエローがインパクトを放つ、ダッジ・チャージャーだ。今年春に納車したばかりで、まだ幼い2人の娘もすっかりお気に入りだ。アメ車のエンジン音は“子守歌”。夫はカスタム担当という。そんなアメ車好き一家の日常に迫った。
「マフラーも替えたので、飛ばしちゃうかも」
「2人の子どもがいて、こんな車に乗ってるの?」――。保育園の送迎で、ママ友や周囲の人たちからびっくりされる。25歳で2児のママであるみーちゃんさんの愛車は、ド派手なマットイエローがインパクトを放つ、ダッジ・チャージャーだ。今年春に納車したばかりで、まだ幼い2人の娘もすっかりお気に入りだ。アメ車のエンジン音は“子守歌”。夫はカスタム担当という。そんなアメ車好き一家の日常に迫った。(取材・文=吉原知也)
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元々は夫のフォード・マスタングを家の車として乗っていた。子どもができたことで今後のことを考え、スペースの広い5人乗りのチャージャーに乗り替えた。まな娘は2歳と1歳。「ちなみに、11か月差なので、姉妹ですが同じ学年なんです」という。
2008年式の1台で、黒、マジョーラなど4色に塗り替え、現在は夫がオールペン(全塗装)したマットイエローのボディーカラーだ。ボンネットを黒にチューニングしたり、マフラーに個性を入れたり。ワンオフ部品を取り入れ、「他と被らない」をテーマに据えており、夫は「なるべく費用を抑えて、やりたいことを詰め込んでいます」とカスタムへの熱い思いを語る。
ごう音を響かせての子どもたちの送り迎えやお買い物。「保育園の皆さんには、『お迎えに来たかどうかが音で分かる』と言われます(笑)。それに、『あっ、また色が変わったね』とカラーリングについても言っていただけます」。すっかり名物ママさんだ。
みーちゃんさんはN-BOX系のワゴンタイプに乗っていたが、アメ車に出会うまではミニを愛車にしていた。一家はマスタングとアルファードを乗り分けていたが、アルファードを売却して、現在はチャージャーに一本化している。
実はマスタングは手放していない。これには理由がある。映画『ワイルド・スピード』シリーズが大好きな夫は「ブライアン仕様のマスタングに作り変えていて、もうすぐ完成のところでエンジンが故障してしまったんです」。いったん保管しており、夢プランをどうするか再検討しているとのことだ。
カスタムはまだまだ進化途中
感覚的に左ハンドルの方が運転しやすいといい、「マスタングと比べると、車幅がデカくて、ノーズも長いので、最初はちょっと運転しづらいなと感じましたが、もう慣れました。マフラーも替えたので、飛ばしちゃうかも」。いたずらっぽく笑う。
カスタムはまだまだ進化途中。「壊れないことを願いつつ、もっと自分たちがやりたいように進化させていきたいです。車高調の調整と、オーバーフェンダーを取り付けたいですね!」と目を輝かせる。
子どもたちにはワイスピシリーズを見せて、“英才教育”。それに、より音の大きかったマスタングのマフラー音でも「全然泣かなかったです」。すやすや眠っていたという。
昨年11月に行われた“車女子の祭典”ガールズカーコレクション(GCC)には家族で初めて参加した。2歳の長女は「チャージャー!」と大きな声で家族の愛車を指差し、姉妹は個性豊かな参加車両に向かって手を振り、愛くるしさをもたらした。
みーちゃんさんは、パートの仕事をこなしながら、2児の子育てに奮闘中。ワークライフの車にも同じぐらいの情熱を注ぎ、家計はメリハリを付けて日々の生活を送っている。「子育てや仕事で大変な時もありますが、運転席でハンドルを握っていると、気がまぎれます」と、愛車の自分時間を実感。「これからも、ぜいたくをせずに、乗りたい車に乗っていきたいですね」と優しい笑顔で語った。