人気ヘヴィメタル・ハードロックバンドの「聖飢魔II」が、2020年10月より全国15会場で開催する「ヴィデオ黒ミサ＆生トークツアー『特別給付悪魔』」を前に、「聖飢魔II」構成員及びツアー関連スタッフ全員にPCR検査を実施することを発表した。

　既にJリーグや日本野球機構(NPB)などスポーツ界では定期的にPCR検査が行われているが、ロックバンドが全国ツアー開催のためにPCR検査を実施するという発表は今回が初。プリベントメディカル株式会社との提携により実施するという。

　同ツアーはもともと全国15会場で黒ミサ(ライブ)を行うという従来型のツアーの予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、“悪魔”は別として、地球上の人たちにとっては安全に黒ミサを楽しめる環境に無いと判断。最新の黒ミサを無観客で収録し、全会場でその映像を「ビデオ黒ミサ」という形式にて上映、さらに「聖飢魔II」の構成員全員が舞台に登場してトークするという、新しいスタイルの公演となる。

「聖飢魔II」は無観客の黒ミサ収録を前に、都内某所にてリハーサルを開始。既に「聖飢魔II」構成員と全ツアースタッフの合計36名がPCR検査を受け、全員が陰性との判定を受けている。

　また、今後新たに加わるスタッフも全員PCR検査を受けることに決定。ツアーが開催となる10月からは、構成員と帯同するスタッフ全員には毎月1回のPCR検査を受けることが義務付けられ、陰性と判定された人のみがツアーに帯同することとなる。