話題の映画「ジョーカー」をどっちで観る?「ドルビーシネマ」VS「 IMAXレーザー」
「有楽町マリオン」新館内の「丸の内ピカデリー」に都内初、専門劇場としては日本初となる最新鋭の映画館「ドルビーシネマ」が4日、オープンした。第76回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞した「ジョーカー」を皮切りに、今後も話題作が目白押しだ。これに先駆け、7月には池袋の12スクリーンのシネコン「グランドシネマサンシャイン」がオープン。施設内に日本最大規模のスクリーンサイズを誇る「IMAXレーザー/GTテクノロジー」がある。最新デジタルシアターはどちらかがすごいのか。五番勝負で比べてみた。
最新デジタルシアターを五番勝負で比較
「有楽町マリオン」新館内の「丸の内ピカデリー」に都内初、専門劇場としては日本初となる最新鋭の映画館「ドルビーシネマ」が4日、オープンした。第76回ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞を受賞した「ジョーカー」を皮切りに、今後も話題作が目白押しだ。これに先駆け、7月には池袋の12スクリーンのシネコン「グランドシネマサンシャイン」がオープン。施設内に日本最大規模のスクリーンサイズを誇る「IMAXレーザー/GTテクノロジー」がある。最新デジタルシアターはどちらかがすごいのか。五番勝負で比べてみた。
「ドルビーシネマ」は「旧ピカデリー3」(540席)のスペースを全面改装し、シアター全体はドルビーシネマのシンボルカラー、黒と青で統一。スクリーンはサイズアップされ、座席は後方に従って段差をつけた造りに。座席数は半分以下の255 席(うち車椅子席2席)に減らされ、シートも座席間もゆったり。最前列の限定10席はリクライニングシートで背もたれを倒して、オットマンに足を乗せて鑑賞可能だ。
ロビーにはイタリアの高級家具メーカー「カッシーナ」製のソファー、シアターの入り口には巨大なビジョン「AVP(オーディオ・ビジュアル・パス)」が配置されるなど、すべてがワンランク上の劇場となっている。音響技術で知られるドルビーラボラトリーズ社が開発。最先端のHDR(ハイダイナミックレンジ)映像技術「ドルビービジョン」と、立体音響技術の「ドルビーアトモス」、さらにシネマ体験に最適化されたシアターデザイン (インテリアカラー、空間デザイン、座席アレンジメント)が一体となったものを指す。2015年にオランダで登場し、世界では計400スクリーンが展開。日本では2018年11月に福岡・博多の「T・ジョイ博多」で初登場し、今年4月には「MOVIXさいたま」に首都圏初となるシアターが導入された。