「半沢直樹」出演の持田将史、35歳の俳優デビューは「今始めたからこそ意味がある」

ダンスパフォーマンス・グループ「s**t kingz(シットキングス)」として世界を舞台に活躍するshoji(35)が、本名の「持田将史」名義でTBS系日曜劇場「半沢直樹」に出演。35歳という年齢で俳優デビューを果たし、“ダンサー”と“俳優”、2つの肩書きを持つ彼は、挑戦することを恐れたりはしない。単独インタビューの後編では、同世代に伝えたい思い、今後のチャレンジについて聞いた。

俳優を今始めたからこそ、意味があると語る持田将史【写真:山口比佐夫】
俳優を今始めたからこそ、意味があると語る持田将史【写真:山口比佐夫】

同世代に「オレもまだいろいろできるかも」と思ってもらえたら…持田将史インタビュー〈後編〉

 ダンスパフォーマンス・グループ「s**t kingz(シットキングス)」として世界を舞台に活躍するshoji(35)が、本名の「持田将史」名義でTBS系日曜劇場「半沢直樹」に出演。35歳という年齢で俳優デビューを果たし、“ダンサー”と“俳優”、2つの肩書きを持つ彼は、挑戦することを恐れたりはしない。単独インタビューの後編では、同世代に伝えたい思い、今後のチャレンジについて聞いた。

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――俳優活動という新たな挑戦、「半沢直樹」に出演して、どんな実感がありますか。

「ダンサーとして様々な経験をさせていただき、いろんな方々と仕事をさせていただいたところから新しいフィールドに飛び込み、そこで新しい才能に触れている、『半沢直樹』で共演している方々のすごさを、より感じられているというのが自分でも分かります。そういう意味では、35歳で役者デビューというのは、『おいおい、おっさんだな』と感じる方もいるかもしれませんが、でも今だから感じられるプラスのことも絶対あるはずだと思うので、すごく幸せな経験をさせていただいています」

――「半沢直樹」後の俳優活動は、どのように考えていますか。

「夢が広がりますよね。今までもこれからも、人を元気にしたい、プラスのエネルギーを届けたいという思いは変わりません。それをできる幅が、今まではダンスという表現だけだったので、すごく広がっていくと思います。様々な作品に出させていただきたいですし、『持田将史に出てほしい』と思ってもらえるような役者になりたいです」

――将史さんの活動は、同世代に勇気や希望を与えていると思います。

「35歳の自分が新しいフィールドに飛び出し、エネルギーを感じてくれる人がいるかもしれないし、誰かが新しいことを始めようとした時に、『持田は35歳で役者を始めたと言っていたな。オレもまだいろいろできるかも』と思ってもらえたらうれしいですね」

――35歳の俳優デビューは、決して遅くないということですね。

「18歳でダンスを始めたのですが、いろんな人に遅いと言われてきました。それでもプロのダンサーになれたし、いろんな方と出会い、いろんな景色を見させていただきました。役者を35歳で始めましたが、『もっと早く始めていれば』と言われるのではなく、35歳で始めたから、この人にはこういういいものがあると思ってもらえるような人間になりたいです。今始めたからこそ、たぶん自分の中で意味があるのだと思います。めちゃくちゃ刺激的な日々なので」

――俳優を始めて、自分自身の変化をどのように感じていますか。

「改めて自分はどんな人間なんだろう、まわりからどう見えていて、カメラを通して自分がどう見えるのか、と考えました。その自問自答の中で、自分にとってダンスとは何か、表現とは何かを改めて考えるきっかけにもなり、ダンス自体が自分にとって大きな喜びなんだと再確認できました。これからも様々な役に挑戦させていただきたいです」

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