コロナ禍で“バイト探し”意識に変化「長時間シフトは怖い」「できるだけ電車には乗りたくない」

長時間勤務の感染リスクから「短時間志向」が高まる

 コロナ禍により、以前より重視するようになった求職項目は「安全」に次いで、「場所(通いやすい場所にある)」が46.2%、「環境(職場環境が良さそう)」が43.6%、「時間(希望の時間で働けそう)」が42.9%という結果となり、「働く時間」にも敏感になっていることが分かる。

 また今回の調査を補完するために実施されたグループインタビューで、「長時間のシフトは怖い」「あまり長く働きたくない」という声が多く聞かれたという。感染への不安から働き過ぎを警戒し「短時間勤務」の志向が高まっていると同機関は考察した。

通勤の感染リスクを恐れ「近場志向」へ

 求職者が、「場所(通いやすい場所にある)」への重視度も高まりも顕著となっており、職場の「外」での感染に対して、極めてナーバスになっていることが見えてきたという。インタビューでも「繁華街では働きたくない」「できるだけ電車には乗りたくない」「家の近所で探しています」などの声が多数聞かれた。

 以上の結果から、コロナ禍におけるアルバイト探しのキーワードは「安全」「近場」「短時間」であり、ここ数年のトレンドだった職場の付加価値としての「働き心地」からベーシックな価値である「働きやすさ」を希求する傾向が強まっているようだとした。

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