ネクストブレーク俳優・金子大地、甲斐翔真が青春を駆け抜ける「君が世界のはじまり」
「君が世界のはじまり」は「僕らの世代がやるべき青春映画」
――撮影期間中にはお2人で食事にいくこともあったそうですが、どんなお話をされたのでしょうか。
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金子「どんな話したっけ。この作品のことも話したけど、同じシーンとかは全然なかったから。照れ臭いけど、事務所のイベントとかでもあんまり話したことなかったんですよ。でも『一緒に頑張ろうね』みたいな話をしたよね」
甲斐「そうだね。なんの話したっけなあ。仕事の話をするわけでもなく、なにをするのが好きとか……。本当に他愛もない話をしていましたね」
――お2人はこの作品で一緒にお仕事をされるまで、お互いどんな印象を持っていたんですか。
金子「僕は、翔真に淡々としているイメージを持っていたんが、実際は色々なことを考えているし、周りのことも考えているし、ものすごくいい人だなって思いました。とにかく優しいなって。僕は性格が悪いので…(笑)」
甲斐「そんなことないよ!(笑) 僕は、役者・金子大地を見たのは初めて。真摯に役や作品に向き合っているし、好きで(芝居を)やっているのがすごくわかった。金子大地が輝いている瞬間というのはやっぱりそこでしたね。いきいきとしていて」
金子「ありがとう。照れ臭いんですよね、ちょっと」
甲斐「そういうところ。照れ臭くって、真っ直ぐ言わない」
金子「最高です!」
甲斐「ほらー(笑)」
金子「僕は北海道出身で、翔真は東京出身。東京出身の人は、僕とは全然育ちが違うというイメージがあるんです。でも、話すと意外と変わらないなと思うところもある。なんだかすごいよね。不思議だよね」
甲斐「そうだね。日本の中でも、全く違う文化で育ったもんね。それが今、ここで2人で並んで取材を受けているって面白いよね」
――作品全体を通して、キャラクターの悩みや苦悩が印象的に描かれています。共演したお2人しか知らない、お互いの秘密はありますか?
金子「全部ばれてますね」
甲斐「ははは(笑)」
金子「隠そうとしているんでけど、全部ばれてます」
甲斐「わかりやすいです。テンションのアップダウンが顔と雰囲気に全部出る(笑)」
金子「だよね。僕はもうバレバレですが、翔真には『まだ何かあるんじゃないの?』『こんなにいい人いるか?』と思っています」
甲斐「いい人じゃないよ。別に普通じゃないかな?」
金子「僕はまだ翔真を暴けていないですね。僕はバレバレですが(笑)」
――最後に、作品を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。
甲斐「色々と悩む時期が続いていて。高校生も色んな原因で悩んでいくかもしれないですけど、悩むということがいかに人を育てるかというのをすごく感じてほしいです。ちゃんと悩んでいるときって苦しいけど、悩むことにあまりネガティブな印象を持ちすぎない方が、この先いいことがあると思います」
金子「僕らの世代がやるべき青春映画なんじゃないかと思いました。どこか、色々と諦めている世代なのかなと、なぜか僕はずっと感じていて。僕の周りがそうだっただけかもしれないですが、ザ・ヤンキーっていう人もいなかったですし、急激に色んなことが変わって、なにかのレールを逃した世代なんじゃないかと思っていて。そういうもがきみたいなものも、この作品にある気がしています。たくさんの人に観ていただきたいですね」