赤江は回復後の現在の不安を「自分自身、関心を持ってこの日がくるのを待っていました。最近、海外のニュースで、抗体が消えていくとか、消滅するのではないかという情報も入ってきています。そもそも抗体がかかった人すべてが持つことができるのか、そして消えてしまうという情報もあります。そうなると再感染もあるのか」と語った。

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　山中氏は「抗体が残るのかどうか、残ったとして抗ウイルス作用があるか結論が出ていない。海外からいくつかの比較的ネガティブな報告が散見されるが、研究の計画がはっきりしたことを言えるものではない」とし「最近は、抗体は残るという報告もアメリカからある。混とんとしている」と説明した。

　赤江は最後に、感染して不安な人に向け「とにかく先が分からないことが一番不安になると思います。うつさない、うつらないようにするのが、この感染症においてはすごく重要と言われていますが、それでも、うつってしまう場合があるのが感染症だと私も実感しています。かかった場合、それでも何とか大丈夫だといえるような医療体制とか、こういう研究ができる限り、拡充され、充実したものになるように私も協力したい」。さらに「今、かかっている方は、ご自身の病気をしっかりと治し、こういう研究にご協力をいただければと思っています」と語った。

　記者発表会は欠席したが、元プロ野球選手の片岡篤史さんも研究に協力するとされる。