デヴィッド・ギルモア&シド・バレット、マニア垂涎の名盤が難産の末9月発売

発売延期だったロック・バンド「ピンク・フロイド」のギタリスト・デヴィッド・ギルモアとバンド創始者のシド・バレットのそれぞれの名盤が、日本独自の紙ジャケット仕様で9月16日にリリースすることが決定した。

シド・バレット【写真:(C) Pink Floyd Archive (taken on a ferry back from Holland in 1967)】
シド・バレット【写真:(C) Pink Floyd Archive (taken on a ferry back from Holland in 1967)】

紙ジャケ化初! オリジナルLP復刻! 日本初版の「LP帯」復刻!と復刻技術を結集!

 発売延期だったロック・バンド「ピンク・フロイド」のギタリスト・デヴィッド・ギルモアとバンド創始者のシド・バレットのそれぞれの名盤が、日本独自の紙ジャケット仕様で9月16日にリリースすることが決定した。

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 デヴィッド・ギルモアの紙ジャケットは、2019年3月に発売を予定していたが、ギルモア本人が内容を再チェックすることになり延期となっていた。またシド・バレットの紙ジャケットも20年4月22日に発売が決定していたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言に伴い発売が延期となっていたが、いずれも難産の末、遂に発売日が決定した。

 リリースとなったギルモアのソロ作は、初の紙ジャケ化となる1978年発表のソロデビュー作「デヴィッド・ギルモア」、84年発表の「狂気のプロフィール」、2006年に発表され、全英1位、全米6位の大ヒットを記録した「オン・アン・アイランド」、同作に伴うツアーを収録したソロ初のライブ作「狂気の祭典~ライヴ・イン・グダニスク」、16年に全英1位含む13か国で初登場1位を記録した「飛翔」、それに伴う歴史的ライブ作「ライヴ・アット・ポンペイ」の全部で6タイトル。

 いずれも“The Voice and Guitar of PINK FLOYD”と呼ばれるギルモアならではの重厚で情感たっぷりのサウンドと、優れた正統派ブリティッシュ・ロック・ギタリストとしてのプレーを存分に味わえる傑作の数々。紙ジャケットは英国オリジナルLPを徹底的に復刻し、「狂気の祭典~ライヴ・イン・グダニスク」と「ライヴ・アット・ポンペイ」は当時限定リリースされたLPと同じく、豪華ボックス・セット仕様を再現する。

 同じくリリースが決まったシド・バレットのソロ作は全4タイトル。イギリスの伝説的デザイン・アートグループ「ヒプノシス」がジャケットデザインを手掛けた「幽幻の世界(帽子が笑う…不気味に)」、「シド・バレット・ウィズ・ピンク・フロイド(その名はバレット)」は、当時の日本初版の「LP帯」を復刻したレアな仕様。「ヒプノシス」のストーム・ソーガソンによってデザインされた美しいアートワークの「幻夢 シド・バレット・オールタイム・ベスト」は、初の紙ジャケ化となり、2011年のレコード・ストア・デイで限定リリースされた英国オリジナルLPを復刻している。また同作品と「オペル」は50年前のデザインをイメージし、新たにデザインされた帯とともにリリースされる。

 シド・バレットの初ソロ作から50周年。艶やかに輝くサイケデリックな色彩感覚と浮遊感溢れるサウンドが同居する唯一無二の世界観で今も摩訶不思議な魅力を放っている。

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