星野真里、娘の指定難病公表は葛藤あった 社会福祉士の資格取得も「アドバイスできる状況ではない」

俳優の星野真里が20日、都内で行われた主演ドラマ『きみの継ぐ香りは』記者発表会後に行われた囲み取材に出席。9歳の娘・ふうかさんが指定難病「先天性ミオパチー」であることを公表したことや、社会福祉士の資格を取得した理由について語った。

『きみの継ぐ香りは』記者発表会に出席した星野真里【写真:ENCOUNT編集部】
『きみの継ぐ香りは』記者発表会に出席した星野真里【写真:ENCOUNT編集部】

9歳の娘・ふうかさんが指定難病「先天性ミオパチー」であることを公表していた

 俳優の星野真里が20日、都内で行われた主演ドラマ『きみの継ぐ香りは』記者発表会後に行われた囲み取材に出席。9歳の娘・ふうかさんが指定難病「先天性ミオパチー」であることを公表したことや、社会福祉士の資格を取得した理由について語った。

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 星野は2024年9月15日、自身のインスタグラムで、ふうかさんが生まれながらに筋組織の形態に問題があり、生後間もなく、あるいは幼少期から筋力低下に関わる症状が認められる「先天性ミオパチー」と診断されたことを告白した。

 病気を公表した理由について星野は「私が病気について調べていたなか、同じ病気かもしれないという方が積極的に発信しているのを見て、『こうやって笑って生きられるんだ』と、とても心の支えになっていたんです。そして自分たちが支えてもらったことに対して、何らかの恩返しがしたい」と思うようになっていったという。

 しかし星野は俳優という仕事をしている。「プライベートなお話しだし、役者というのはある一定のイメージがつく仕事。公表することで、どれほど影響があるのか分からなかった。また反応に対して自分が耐えられるのか……という不安もありました」と葛藤があったという。

 それでも娘が大きくなるにしたがって、周囲で支えてくれる人の温かさや優しさを知った星野。一方で「40年近くも生きてきたけれど、知らないこともいっぱいあった。こんなにも温かい世界があるんだと知ってもらいたい」という思いも心に宿った。

 公表するかどうか、気持ちが行ったり来たりするなか、星野は「丸腰で臨むより、自分でなにか奮い立たせるための鎧のようなものが欲しかった」と社会福祉士という資格に挑戦することを決意する。「私が受けた当時は、通信プラス、スクーリングもありましたが、24日間の実習だった。これならば子育てと仕事をしながらでも取れるかもしれない」とチャレンジし、資格を取った。

 星野は「社会福祉士の資格は取りましたが、いまの私は勉強で学んだ知識しかない。現場はもっと情報量も多く、問題も複雑なので、アドバイスできる状況ではない」と客観的に現状について語ると「いま私ができるのは、娘を通して感じた育児の大変さ、こうなればいいなという願い。それをまずは伝えていければと思って、主人と家族でいろいろ準備しています」と語った。

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