姉と役を争奪戦? 双子声優の私生活の舞台ウラ 松田颯水が明かす「双子のサバイバル」
「感動したら、『わー、すげー』って言っていい」
――映画を観てくれる小学生にメッセージをお願いします。
「人って、こんなに騒いだりしたりしていいんだっていうのを伝えたいです。リアルで生きていると、例えば、大きく、たくさん叫んだりだとか、感情をいっぱい前に出すと、『何、あいつ』みたいな感じになっちゃうじゃないですか。この映画では、ジオ君もノウ博士もマックスで叫んでいるんですよ。それを見て、『何だ、こんなに感情を前に出していいんだ』と思ってもらえたらうれしいです。びっくりしたら、めちゃくちゃ叫んでもいいし、感動したら、『わー、すげー』って言っていい。それくらい、映像も音量も抑えることをしていないんです。そして、作品自体は何か勉強になるけど、難しくない。教科書には堅苦しく書いてあるけど、『あ、なんだ。難しくないんじゃん』と思ってもらえると思います」
――ただ、今の新型コロナウイルス禍では、映画館でも大声は出しにくい状況はあるかも知れません。
「確かに、私生活ではそうかもしれません。今は、そういう状況ですけども、いつか世界が平和になったら、あれぐらい大騒ぎをしてもいいんだって思ってもらえたら」
――ジオ君たちが体内に入って、新型コロナウイルスをやっつけてくれるといいですよね。
「新型ウイルスのサバイバルが原作にもあるんです。みんな、そこでぜひ学習してほしいですね」
〈終わり〉
「人体のサバイバル!」は7月31日、石ノ森章太郎原作による「ロボコン」シリーズの20年ぶりの最新作「がんばれいわ!!ロボコン ウララ~!恋する汁なしタンタンメン!!の巻」と同時公開。
□松田颯水(まつだ・さつみ)7月17日、大阪府高槻市出身。声優の松田利冴(りさえ)は双子の姉。高校時代の全日本アニメソンググランプリに姉、利冴とともに出場。2010年から11年にかけて、全日本アニメソンググランプリ大阪大会で連続優勝し、全国大会に出場。13年デビュー。主な出演はアニメ「パウパトロール」(ラブル)、「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」(マリル)、「蒼穹のファフナー」(皆城輝夜)、「少年アシベ」(サカタ弟)、「刀使(とじ)ノ巫女」(ねね)。