山崎育三郎、ナース・コンビの敵役で『ザ・トラベルナース』出演 岡田将生とは6年ぶりの共演
俳優の岡田将生、中井貴一らが出演するテレビ朝日系連続ドラマ『ザ・トラベルナース』(木曜午後9時、初回は拡大スペシャル)の続編に、山崎育三郎が出演することが17日に発表された。
組織変革に着手するクリーンな若きカリスマ新院長役
俳優の岡田将生、中井貴一らが出演するテレビ朝日系連続ドラマ『ザ・トラベルナース』(木曜午後9時、初回は拡大スペシャル)の続編に、山崎育三郎が出演することが17日に発表された。
本作は、手術場で医師を補助し、一定の医療行為を実施できる看護資格「NP(=ナース・プラクティショナー)」を持つ、一見感じが悪いけどアメリカ仕込みの優秀なトラベルナース・那須田歩(岡田)と、柔らかすぎるほどの物腰なのにここぞという場面では痛烈な一言で理不尽な体制や思想を一刀両断する謎多き嘘つき(?)スーパーナース・九鬼静(中井)という“最強曲者ナース・コンビ”が、患者ファーストで医療現場を改革していく岡田将生主演・痛快医療ヒューマンドラマだ。
前作から2年たち、今年10月から開幕する待望の続編に、新キャストとして山崎育三郎が参戦することが明らかになった。テレビ朝日系連続ドラマ『リエゾン-こどものこころ診療所-』では、自らも発達障害(ASD)をもつ心優しき児童精神科クリニックの院長・佐山卓を演じた。
そんな山崎が、今回は“最大の敵”として歩&静の前に立ちはだかる基幹病院「西東京総合病院」の新院長・薬師丸卓(すぐる)を演じる。薬師丸は、前院長の汚職発覚を受けて誕生した新院長で、「正しい医療、正しい働き方」を掲げ、働き方改革を中心とした組織変革に着手するクリーンな若きカリスマ新院長。働き方改革の波が押し寄せ、ますます混沌を極める日本の医療界にとって、まさに救世主ともいえる薬師丸だが、穏やかな物腰ながらも、自身の判断には絶対的な自信があり、意に反する者はすぐに切り捨てる一面がある。
また、主演の岡田と山崎はドラマNHK系連続ドラマ『昭和元禄落語心中』(2018年)で共に親友であり、ライバルでもある落語家を演じており、本作では衝突関係として共演する。
岡田と山崎のコメントは以下の通り。
○岡田将生
「取材の場ではありますが…“いっくん2って呼んでいいのかな(笑)? いっくんとはドラマ『昭和元禄落語心中』で共演し、切磋琢磨しながら一緒に落語の勉強もしたので、お互いの性格も十分に分かっている間柄なんです。いっくんは本当に素晴らしい人間性を備えた方! いっくんが相手だからこそ、僕の熱を思う存分ぶつけられるなと思っています。そんな彼と6年ぶりに、また違うライバル関係を演じ、ぶつかり合えるのがとても楽しみです。前作の『ザ・トラベルナース』では歩とは年齢差のある院長が敵でしたが、今回は同年代の敵ということで、また違うぶつかり合いが見せられるんじゃないかな、とワクワクしています」
○山崎育三郎
――本作から出演オファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。
「主演のまーくんとは6年前に『昭和元禄落語心中』で共演し、またいつか一緒にお芝居をしたいと思っていました。最近ずっと会えていなかったこともあり、まーくんと久しぶりに会えて、共演できることが非常にうれしかったですし、撮影が始まった今もワクワクしています」
――改めて、主演・岡田将生さんの印象を教えてください。
「背は高いけど……ちっちゃい柴犬(笑)。人懐っこくて、かわいくて、優しくて、いつも自然体で大好きです! まーくんとも話していたんですけど、自分が今までやってきた作品の中でも一番しんどかった『昭和元禄落語心中』を一緒に乗り越えた“戦友”という感覚が今もありますし、会うとホッとします」
――歩と静の最強ナース・コンビにとって“美しき敵”となる新院長・薬師丸卓を、どんなふうに演じていこうと考えてらっしゃいますか。
「薬師丸はすごく冷静で、氷のような人ではあるけど、心の中ではすごく炎が燃えているようなキャラクターなんです。周りの強いキャラクターたちと比べ、わりと淡々と静かに進んでいくイメージの人物ではありますが、物語を大きく動かしていくような瞬間もあると思うので、ていねいに演じていけたらいいなと思っています。また、今回は美意識が高いキャラクターでもあるので立ち居振る舞いにおいても、なるべくきれいな動きを心がけたいです」
――視聴者の皆様へメッセージをお願いいたします。
「みんなをかき乱し、物語を侵すような存在になっていきたいと考えていますし、自分もまーくんに思いっきり熱をぶつけていきたいです。チーム一丸となって良い作品にしていきたいと思っておりますので、ぜひお楽しみいただければと思います」