子育て終えて「好きなクルマに」 54歳主婦が見つけた愛車は「激安価格」の有名スポーツカー
子育てが落ち着いて、「好きなクルマに乗ろう」――。乗ってみたかったオープンカーを存分に満喫している。サーキットでちょっと“遊ぶ”ことも。マツダ・ロードスターに乗る54歳主婦の女性オーナーは、走る喜びをかみしめている。
「『壊さない、けがしない』をモットーに、サーキットで遊んでいます」
子育てが落ち着いて、「好きなクルマに乗ろう」――。乗ってみたかったオープンカーを存分に満喫している。サーキットでちょっと“遊ぶ”ことも。マツダ・ロードスターに乗る54歳主婦の女性オーナーは、走る喜びをかみしめている。
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もともとはバイク好き。夫もクルマ好きで、イタリア車にぞっこん。一貫してアルファロメオを乗り継いでいる。
子育て中は、荷物を積めて移動しやすい軽自動車やファミリーカーが中心だった。一方で、夫の影響もあり、クルマへの情熱がふつふつとわき出し、「いつかは」という思いを募らせていった。
6年ほど前に、アバルト595を入手。サーキットに出始め、愛車生活が輝きを増していく。
子どもの手が離れ、カーライフはアクセル全開。ここ数年で2台目を考えるようになった。「夫のアルファロメオはジュリアで、セダンタイプです。うちにないのは、『屋根が開くクルマだ』ってなりました。それに以前に、女友達が持っているアバルト・スパイダーに乗せてもらった時に、『超気持ちいい!』となって、オープンカーはいいなあという思いも持っていました。MT車で、日本車はタマ数が多い。それで、ロードスターを選びました」。新たなマイカーのラインアップが加わった。
2015年式のND型。昨年の夏に中古で手に入れた。それも、「激安価格で買えました。日本一安いロードスターだと思います!(笑)」。
抜群のステアリング性能はすっかりお気に入り。それに、「視野が低い位置でスピードを感じるので、飛ばさずに乗ることができます」。サーキットの走りにもってこいで、ジムカーナに参加したり、サイドターンに挑戦したり、「『壊さない、けがしない』をモットーに、サーキットで遊んでいます。FR(後輪駆動)は初めてでMTも久しぶりだったのですが、慣れてきました。FF(前輪駆動)は、曲がる時に合わせながらステアリングを切っていきますが、FRは鼻が決まるとお尻がついてきて、すごく気持ちよくコーナーリングができるんです。よく言われると思いますが、人馬一体の走りを楽しんでいます」と、実感を込める。
購入時の総走行距離は8万5000キロ程度だったのが、1年で8000キロほど増えた。乗りこなしている証拠だ。
それに、購入にあたって“いじらない宣言”をしていたが、どうしてもカスタマイズしたくなった。足回りの強化に加えて、レカロシートを導入。カーボン素材を巻いたフロントリップを取り付け、自分流を加えている。
週末のカーイベント参加だけでなく、「燃費がいい」ため普段の買い物にも乗っている。今後はオートテストなどのモータースポーツ競技も楽しんでいく考えを持っているといい、「MT車はボケ防止になるかなって(笑)。ロードスターはしっかり走れて、小回りも効いて、万能だと思います。それに、ロードスター乗りの皆さんはジェントルに乗りこなしていて、素晴らしいと思っています。クルマという存在ですか? 私にとって、子育てが終わって、ちょうどいいタイミングで、うまいこといい趣味を持つことができました。これからも楽しく乗っていきたいです」と声を弾ませた。