【Dark Idol】Niziプロ経験者の谷屋杏香、異色オーディションで見せた前向きな姿「挫折とどう向き合い成長するか」

格闘家の朝倉未来が発起人となり、芸能事務所「ASOBI SYSTEM」とABEMAの共同で行っているアイドルオーディション番組『Dark Idol』。6月から始まった選考もいよいよ大詰めになっている。合宿審査を通過し最終審査へ進む9人にENCOUNTはインタビュー、全9回に渡り連載していく。第2回はNizi Projectにも参加経験のある谷屋杏香さん。

谷屋杏香さん【写真:(C)AbemaTV,Inc.】
谷屋杏香さん【写真:(C)AbemaTV,Inc.】

最終審査へ進む9人をインタビューvol.2

 格闘家の朝倉未来が発起人となり、芸能事務所「ASOBI SYSTEM」とABEMAの共同で行っているアイドルオーディション番組『Dark Idol』。6月から始まった選考もいよいよ大詰めになっている。合宿審査を通過し最終審査へ進む9人にENCOUNTはインタビュー、全9回に渡り連載していく。第2回はNizi Projectにも参加経験のある谷屋杏香さん。

 同番組は挫折や葛藤をもつ女性のセカンドチャンスを応援し、女性が人生を自らの手で
変える瞬間を見届ける、“アイドル”の概念を覆す新しいかたちのアイドルオーディション番組。

 ◇ ◇ ◇

――Nizi Projectとは大分異なる色のオーディションだと思います。このプロジェクトに参加して良かった点と辛かった点を教えてください。

「同じ夢を持つ仲間に出会えて一緒に頑張れたことが本当に楽しかったし青春でした。2nd stageでのグループ審査や4th stageでの過酷な合宿は、大変なことも多かったですが辛いと感じるよりも自分の成長を実感できてうれしかったです」

――苦難をポジティブに捉えているのが印象的でした。なぜ「挫折」を強みと言えるようになったと思いますか。

「逆境や試練はその人にとって必要なタイミングで必要な分だけやってくると思っています。過去の全ての挫折は私にとってなくてはならない経験で、挫折を挫折で終わらせずにそこにどう向き合いどう成長できるかが大切だと考えています。実際に、メンタルが弱く過酷な境遇に耐えられなかった過去から、現在ではそのような境遇も楽しめるようになりました」

――合宿審査では最終的に1位となりました。現在の心境を教えてください。

「本当に心からうれしいです。皆それぞれ同じように気持ちも強くて努力してきているので、誰かに勝ちたいという思いはなく、その環境で自分に負けずにどう力を発揮できるのか、自分との勝負だという気持ちで合宿に挑みました。今まで乗り越えて得たものと、合宿で新たに学んだことを出し切れたので、1位で名前を呼んで頂けた瞬間は、それまでの全てが報われた気持ちになりました」

――かなり厳しかった合宿審査でどんな成長をできましたか。

「実際にK-POPアイドルの指導をされているトレーナーの方々に教わることができて、技術面でたくさんのことを学びました。実際に歌いながら踊ることはとても難しく、バラバラに歌とダンスができていても、合わさるとできなくなってしまうことが多々ありますし、踊りながら歌うとどうしても息切れが目立ちます。どうしたら克服できるのだろうと悩んでいましたが、歌いながら踊るに相応しい力加減や声の出し方、魅せ方を学ぶことができて、体力の限界で曲の終盤で歌えないといったようなことも無くなり、パフォーマンスが何倍も楽しくなりました」

――これまでのアイドルオーディションとは違い、アイドル好きだけではないさまざまな視聴者がオーディションを見ていたと思います。この番組を通して伝えたいことは何ですか。

「大なり小なり挑戦することは素晴らしいということと、どんな境遇でも、何かのせいにせず自分には何が出来るかを考え続けるということです。全ての出来事は意味あるものなので、常に自分が置かれている環境に感謝しています」

――ラストへ向けての意気込みをお願いいたします。

「“一人で見る夢はかなわないけど、誰かと見る夢はかなう”

 一匹狼だった高校時代に、先生から与えられた言葉です。この言葉をとても大切に思っていて、今回Dark Idolでは特に意識をしています。今までの経験を全て活かして、同じ志を持つ仲間と夢をかなえます」

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