新日曜劇場は『アンナチュラル』『MIU404』チームで制作 番組Pも自信「世界に出しても恥ずかしくない」
TBSが5日に2024年10月期番組改編説明会を行い、改編内容の詳細を発表した。日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』のプロデューサー・新井順子氏も出席し、同ドラマにかける思いを語った。
1週間を通して強い曜日・強い時間の拡張を目指す
TBSが5日に2024年10月期番組改編説明会を行い、改編内容の詳細を発表した。日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』のプロデューサー・新井順子氏も出席し、同ドラマにかける思いを語った。
TBSは、10月より新指標として「LTV4-59(エルティーヴイヨンゴーキュウ=4歳から59歳の個人視聴率)」に取り組むことを発表した。2030年に日本で一番人口が多くなる層が団塊ジュニア世代の55~58歳となり、その「50代の親」と「同居する20歳前後の子ども」という家庭が一番多くなるというデータをもとに、より多くの家族に見てもらうための指標として設定した。60歳以上は対象としないという意味ではなく、“より多くのファミリー層”としている。今回の改編率は全日が6.06%、ゴールデンタイム(午後7~10時)が19.05%、プライムタイム(午後7~11時)が21.07%と報告した。
具体的な改編内容としては、月曜午後9時に『THE MC3』を編成。MCは中居正広、東野幸治、ヒロミの3人となる。今をときめくゲストを“MC3”がロケやスタジオトークなどで深掘りし、ゲストの新たな一面を引き出すリアル調査バラエティだ。午後7時の『CDTVライブ!ライブ!』から、週始めの月曜日のタテ流れをしっかりつくることで、1週間を通して強い曜日・強い時間の拡張を目指す。
また、これまで水曜午後8時に編成していた『世界くらべてみたら』を午後7時に移行し、午後8時に『巷のウワサ大検証!それって実際どうなの会』を編成。MCは俳優の生瀬勝久が務める。世の中にあふれる「ウマイ話」や「長年の疑問」が“実際どうなのかい!?”と時間と手間を惜しまず検証するバラエティーで、水曜日のタテ流れ強化を目指す。
日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』の主演は神木隆之介
ドラマのラインナップとしては日曜午後9時放送『海に眠るダイヤモンド』、火曜午後10時放送『あのクズを殴ってやりたいんだ』、金曜午後10時放送『ライオンの隠れ家』を予定している。
『海に眠るダイヤモンド』は1955年、故郷である炭鉱の島・端島に帰ってきた一人の青年の物語で、高度経済成長期の石炭産業で躍進した長崎県・端島と、現代の東京を舞台にした70年にわたる愛と友情、そして家族を描いた壮大なヒューマンラブエンターテインメント。主演は神木隆之介が務め、脚本・野木亜紀子、演出・塚原あゆ子、プロデューサー・新井順子という『アンナチュラル』『MIU404』、映画『ラストマイル』のチームが初の日曜劇場を担当する。
プロデューサーの新井氏は「『アンナチュラル』の脚本賞をいただいたときの長崎旅行で軍艦島に上陸したところから、このドラマが始まりました。5年の時を経て、撮影が始まっております。当時端島で栄えていた様子のセットを、あるところに1か月かけて立てました。時間をかけて作ったセットも魅力的ですし、最終話も『なるほど、そうきたか』となる飽きない作りになっていて、楽しんでいただけると思います。クルーズ船の予約が取れなくなっている軍艦島がテーマとなっており、世界に出しても恥ずかしくない作品になると思っております!」と期待を込めた。
『アオのハコ』に千葉翔也、上田麗奈、鬼頭明里らが出演
アニメ枠にも力を入れているTBS。10月から『アオのハコ』(毎週木曜午後11時56分)を放送開始することを発表した。
「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて好評連載中の三浦糀による本作。等身大のキャラクターたちがそれぞれの想いを胸に部活に打ち込むひたむきな姿と、“誰かを好きになった時”の心の機微(きび)をせんさいに描いており、2021年4月の連載開始から多くの読者を魅了している。TBS系28局にて毎週木曜午後11時56分から全国同時放送を開始する。メインキャラクターの猪股大喜は千葉翔也、鹿野千夏は上田麗奈、蝶野雛は鬼頭明里が演じる。