日本バレーボール協会の川合俊一会長が27日、読売テレビ『今田耕司のネタバレMTG』（土曜午前11時55分）に出演。パリ五輪が開幕したが、男女代表について「歴史上、一番強いと思います」と胸を張った。

　6月の「ネーションズリーグ」では男女ともに銀メダルを獲得した。元衆院議員の杉村太蔵氏から「これを変えたってなんですか。会長として」と聞かれると、川合会長は「勝手に変わっていった」と謙虚に発言。落語家・月亭八光が「これを言えるのが会長って素晴らしいです」と称賛すると、今田耕司も「マジ、マジ。権力者が、会長が『勝手に変わっていった』ってすごいですよ」と同意。八光は「普通は会長の手柄にしたいところですよ」と感心した。

　川合会長は「一つ、会長になってやったのが、自分の経験からなんですけど、（当時は）ヨーロッパ行こうが、ブラジル行こうが全部エコノミーなんですよ、飛行機が。だから、24時間エコノミーで着いたら、もう2、3日動けないですよ。（体が）でかいし。それを会長になってから、ごめんなさい。帰りはしょうがない。ごめんなさい。予算もあるから。（でも）遠くの行きは全部ビジネスにしました」と英断を明かして、大きな拍手を浴びた。

　川合会長は「よく言ってたでしょ。『偉い人はビジネスで行って、選手は……』って言ってた世代だったから、だったら会長になったらもう変えようと。その代わり赤字ですよ。赤字になりますよ」と打ち明けた。「ホントはもうちょっとスポンサー取ってかなきゃいけない」と明かすと、八光は「こんだけ強かったらスポンサーも」と口にした。川合会長は「（強いと）集まりやすいですよ」と認めた。

　メダル予想を聞かれると、川合会長は、フリップに男子は『金』、女子は『金へんで“つくり”の部分を丸で空白』と書き込んだ。「男子は金獲れる可能性は高いです」と自信を見せ、「女子はネーションズリーグは（勢いに乗って）ドドドドッと行って決勝まで行ってますから、ワンチャンスあったら金。世界ランキング的に言うと、もしかしたら、この（金）の（右）横に何か文字が付け足されるかも」と見解を示した。