テレビ朝日のCM欠落『グッド!モーニング』でも発生 1時間30分の放送事故から一夜明けた朝番組

約1時間30分にわたり、CMを放送できない放送事故が発生したテレビ朝日で、事故から一夜明けた24日朝もCMの一部が欠落するなど事象が起きていたこと分かった。

テレビ朝日【写真:ENCOUNT編集部】
テレビ朝日【写真:ENCOUNT編集部】

広報部「そのような事象が起きたことは事実です」

 約1時間30分にわたり、CMを放送できない放送事故が発生したテレビ朝日で、事故から一夜明けた24日朝もCMの一部が欠落するなど事象が起きていたこと分かった。

 対象番組は『グッド!モーニング』(月~金曜午前4時55分、土曜午前6時)で、CMのフリーズ、一部欠落の事象が発生。テレビ朝日広報部もENCOUNTの取材に「そのような事象が起きたことは事実です。原因は調査中です」としている。

 前日の23日夜は、『報道ステーション』(月~金曜午後9時54分)の放送途中からCMが放送できなくなった。『報道ステーション』後の『ロンドンハーツ』(火曜午後11時15分)の放送中には、CMの時間になると都内の夜景の定点画像となり、テロップで「機器の不具合によりコマーシャルが送出できない状況となっております 引き続き番組は予定通り放送いたします」と表示。画面の右上には「引き続き『ロンドンハーツ』」と記された。

 この事象について、テレビ朝日広報部は「機器の不具合により、コマーシャルが午後10時半から送出できない状況になっておりましたが、午前0時に復旧いたしました。また、BS朝日でも不具合が起きましたが、既に復旧しております。ご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします」などとコメント。原因については「調査中です」とした。

 BS朝日でも午後10時過ぎから放送中に不具合が発生。放送が一時中断し、番組内容が変更される事態になった。BS朝日の公式サイトでは「7月23日(火)機器の不具合により一時放送が送出できない状況になりました。予定していた番組につきましては、後日改めてご案内させていただきます。ご心配おかけしましたことをお詫びいたします」とコメントを発表している。

 民放で長時間CMが放送できない事態は「大規模な放送事故」にあたる。系列局にも影響が出ており、複数のテレビ朝日関係者が「これほどの事故は記憶にない」「大きな損失になることは間違いない」などと話しているが、原因の詳細は明らかにされていない。

 なお、放送法では「放送法認定基幹放送事業者、特定地上基幹放送事業者、基幹放送局提供事業者、登録一般放送事業者は、設備に起因する放送の停止その他の重大な事故であって総務省令で定めるものが生じたときは、その旨をその理由または原因とともに、遅滞なく、総務大臣に報告しなければならない」と定められている。

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