高橋克典、人気キャラクター役で重圧も経験が力に 息の芝居は「全部切られました」
俳優の高橋克典が24日、都内で行われたAmazon オーディブル『誰かが私を殺した』完成披露プレス発表会に寺島しのぶ、松坂桃李、逢田梨香子とともに出席した。
Amazon オーディブル『誰かが私を殺した』完成披露プレス発表会
俳優の高橋克典が24日、都内で行われたAmazon オーディブル『誰かが私を殺した』完成披露プレス発表会に寺島しのぶ、松坂桃李、逢田梨香子とともに出席した。
『誰かが私を殺した』は東野圭吾氏による人気ミステリー、加賀恭一郎シリーズの13作目となる最新作。東野氏がオーディブルのためだけに書き上げた完全オリジナルとなる。東野氏にとって作品のオーディオブック化は初めてとなる。
本作で加賀恭一郎を演じた高橋。同キャラクターは東野圭吾作品で人気の登場人物で、シリーズはドラマ、映画化もされてきた。そんな役を演じることになった高橋は、「みなさんの加賀恭一郎のイメージがあって、それを僕が限定してしまうのは非常に責任を感じる。それでも「絶対に『こいつ違うよ』と思うんですよ」と話しつつ、「いままで数々そういうキャラクターを打ち破っていますので、非常に朗読劇を楽しんだ」と重圧を感じながら演じたと振り返った。
役作りについては「クールに演じてしまうと報告になってしまう」という考えから、「割とキャラを作ったんですよ。ちょっとハードボイルドっぽくやりました」という。「そうすると、変な間が好きで。『ん?』とか、息の芝居とか入れたけど、見事に全部切られました」と苦笑いで告白。「そういう、せめぎあいも面白くて。“ここから先は聞き手の想像力だ”と、そんな感覚を持ちながら演じました」と語った。
加賀恭一郎の部下、女刑事役を演じた逢田とは、向き合っての収録を行ったという。逢田が「かけ合いのシーンではこちらを見てくれた。そうしてアフレコしたので気持ちが入りやすかったです」と感謝し、「すごく緊張したけど、厳しくも懐の深い加賀恭一郎にただ飛び込んでいっただけ。リラックスしながら収録させていただいた」と話した。
本作は7月24日より配信スタート。