激変のコロチキ西野、初出場フィットネスコンテストでベスト8入りも涙「やっぱり悔しい」
お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズの西野創人が21日、埼玉県の久喜総合文化会館・大ホールで開催されたフィットネスコンテスト『APF RUBEUS CUP 2024』に出場。「フィジークモデル ファーストタイマー 174cm未満」にエントリーし、鍛え抜かれた肉体を披露した。舞台裏では、ENCOUNT編集部のインタビューに応じ、人生初の挑戦を終えた心境を語った。
ナダルが全力で応援「なにわのダビデ像や!」
お笑いコンビ・コロコロチキチキペッパーズの西野創人が21日、埼玉県の久喜総合文化会館・大ホールで開催されたフィットネスコンテスト『APF RUBEUS CUP 2024』に出場。「フィジークモデル ファーストタイマー 174cm未満」にエントリーし、鍛え抜かれた肉体を披露した。舞台裏では、ENCOUNT編集部のインタビューに応じ、人生初の挑戦を終えた心境を語った。
YouTubeの企画がきっかけで筋トレを始めた西野は、トレーニング開始から100日間で10キロもの減量に成功。今年の4月には自身のXに20キロも減量したと明かし、大会一週間前には、インスタグラムで体脂肪率が18%まで減ったことを報告していた。
西野がエントリーしたフィジークモデル部門は、28人がエントリーした激戦区。引き締まった肉体を披露すると共に、立ち振る舞いに至るまで、カッコイイメンズをステージで表現できるかが鍵となる。相方のナダル、プロボディビルダーの横川尚隆が応援に駆け付け、客席で西野の挑戦を見守った。
肌を小麦色に焼き、サーフパンツ姿で登場した西野は、腕や胸筋が盛り上がり、腹筋もシックスパックに割れたバキバキボディーで堂々とポージング。見事な肉体美を見せつけると、ナダルは「117(西野のエントリーナンバー)仕上がってる!」「なにわのダビデ像や!」「反り立つ壁!」と全力で声援を送った。
この日のために仕上げた自慢の肉体を存分にアピールすると、上位入賞する可能性がある選手を比較するファーストコールに呼ばれ、ナダルと横川は大興奮。健闘した西野は、目標としていた優勝は逃したが、会場を大いに盛り上げた選手に贈られる特別賞・ベストオーディエンス賞を受賞した。なお、最終結果はベスト8入りの7位だった。
西野は舞台裏に下がると、通路に座り込んで「やっぱり悔しいですね」と涙。温かい拍手で迎えたナダルは「感動した! 全力でやっていた!」と労いの言葉を送った。
初めてのフィジーク大会を終えた2時間後、インタビューに応じた西野は、「こういう会場で漫才はしたことがあるのですが、まったく別の景色でした。お世話になったトレーナーさん、家族、スタッフ、ファンの方も来てくださって、新たな景色というか、死ぬ前に見る映像みたいな」とステージ上から見た景色を回想。「ポージングはしんどかったですけど、こんな素晴らしい景色があるんやと、貴重な体験をさせていただきました」と語り、充実感に満ちた表情を見せた。
ナダルの声援も大きなパワーとなったことを明かし、「一番うれしかったです。一生懸命、声を出してくれていたので響きました。『笑顔が一番』というのも聞こえてきて、笑顔は崩さないでおこうと思いました」と感謝。舞台裏で流した悔し涙については、「終わった直後はまず、負けたのか……、くやしいという感情がありました。やっと終わったという感情、応援してくださった皆さんの思いに応えたいという気持ちもあって、勝手に涙が溢れていました。あまり泣かないのですが、これは無理でした」と振り返った。
自身で“勝負の年”に設定した2024年。“ネオ筋トレ芸人”としての今後を聞くと、「全国ツアーがあと3か所残っているので、それをやり切って、今年もM-1グランプリに出ます」と宣言。「筋トレをして変わったことは、メンタル面が強くなりました。ここで階段を上る、有酸素運動をする、ケータリングを我慢する。自分との約束をたくさん守って来て、やりきった自信がある。それがM-1の予選や大事な収録、お笑いに対しての自信にもつながるのではないかと感じています。目標に向かってやりきる気持ちは、今回の大会で鍛えられました」とキングオブコント2015以来となるビッグタイトル獲得へ闘志を燃やしていた。
西野は7月からオンラインサービス・MOSHにて、ダイエットオンラインサロン『Oddball factory(オッドボールファクトリー、意味:変人工場)』を始動。「見た目が変わる人」「メンタルが変わる人」「服装が変化する人」、いろんな意味での“変人”を目的に、美しい身体になるためのトレーニング方法や減量ルーティーンの内容、また食事メニューやカロリー、ダイエット自炊飯のレシピを会員限定で公開する。