78歳・美川憲一、紅白復帰は「もういい」 理由は衣装などの金銭面「お金かかるから」
歌手の美川憲一が18日、都内のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で歌手生活60周年の記念コンサートを開催。報道陣を前に代表曲『さそり座の女』、新曲の『これで良しとする』を披露し、囲み取材で60周年を迎えた心境を語った。
若さ保つ秘けつは日頃のスキンケア
歌手の美川憲一が18日、都内のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で歌手生活60周年の記念コンサートを開催。報道陣を前に代表曲『さそり座の女』、新曲の『これで良しとする』を披露し、囲み取材で60周年を迎えた心境を語った。
会見前、黒柳徹子からのメッセージVTRが上映され、「60周年おめでとうございます。あなたは100歳まで歌い続けるとおっしゃっていたので、まだまだ歌い続けてください」とエール。黒柳の言葉に感謝した美川は、「徹子さんもお若いし、あの年代の方々はしぶといのよ。私も徹子さんを見習って頑張っていきたいと思います」と、改めて歌手活動継続を約束した。
78歳という年齢になり、「衰えは感じますよ。水を飲まないので熱中症になりかけたんです」と吐露。現在は体調が回復していることを説明して、「芯が強いし、体も丈夫なんです。何かあっても、すぐに元に戻せるくらいの力が自分の体の中にあると思います」と胸を張った。
若さを保つ秘訣については、「顔のパックしたり、手をきれいにしてきたことで、この年になってもシミがないの。日差しが強い今の季節は、日が当たらない所に隠れている。ロケが終わった後はしっかりケアしていますね」とコメント。「よく『なんでそんなにきれいなんですか?』と言われるのですが、日々の努力が必要なのよと教えてあげるんです」と語った。
今回の会場の近くにNHKホールがあることから、大みそかに開催される紅白歌合戦復帰の可能性を問われると、「ぜんぜん無いわよ。もういいわ。お金かかるから」と断言。「万が一、オファーが来たとしても、派手なイメージがあるから、これくらいの衣装じゃ納得しないでしょ? これで紅白に出て『なんだ……』『あれ?』って言われるのじゃ出ないわよ」と苦笑した。
9月25日にリリースされる新曲『これで良しとする』は、B‘zの松本孝弘が作曲、GLAYのTAKUROが作詞を担当。タイトルについて、「自分に言い聞かせて、これでは終わらないというスタンスです」と思いを述べると、「LINE CUBE SHIBUYAで60周年を迎えられ、私にとっていい記念になりました。これから札幌公演もありますし、シャンソンコンサート、クリスマスディナーショーもあって、休んでいられないの。それがあるから元気でいられると思います」と喜びを噛みしめ前を向いた。