「レディー・ガガのようになりたい」の真相…HKT48坂本愛玲菜、現在進行形の“憧れ”は?

2019年に行われた「第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で歌声を響かせる「HKT48」坂本愛玲菜【写真:ENCOUNT編集部】
2019年に行われた「第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で歌声を響かせる「HKT48」坂本愛玲菜【写真:ENCOUNT編集部】

負のループに悩んだ2019年から心機一転、髪を染めてポジティブな自分を取り戻す

 坂本は19年秋に開催された「第2回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」の決勝大会にも進出したが、この時期はアイドル人生の中でも一番悩みが深まり、自分に自信が持てずにいたと明かす。

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「実は夏に祖母を亡くして、そこからすごく悩みました。HKT48で九州7県ツアー(19年7~10月)も回らせて頂いたんですけど、選抜メンバーじゃないこともあってずっと後ろのポジションで、今の自分に何ができるんだろう……と。『第2回歌唱力No.1決定戦』の時は、自分でもびっくりするくらい人前に立つのが怖くて、『誰にも求められていないんじゃないか』『自分に価値がないんじゃないか』とネガティブに考えていました。あまりほかの人にも言えず、抱え込んでしまって、夏から冬にかけては本当に負のループでした(苦笑)」

 自らを「ポジティブな性格」と言う坂本だけに、人知れず苦悩していたことは容易に想像できる。では、そんな深い暗闇の中からどうやって気持ちを立て直したのか。2020年を迎えるにあたり、「何か大きなアクションを起こしたい」と心機一転、人生で初めて髪を染めた。

「2020年になるタイミングで自分でなんとかしたいと思って、スタッフさんにも髪を染めたいですと想いを伝えて、許可を頂きました。これまではどこか真面目キャラなイメージがあったと思うんですけど、ファンの方も私の変化に気づいて、それを受け入れてくれたので、『頑張ろう!』と気持ちが上手く切り替えられました。悩んだ時期があったから、またポジティブになれた今の自分がいると思います」

 HKT48は中心メンバーだった指原莉乃が19年4月にグループを卒業し、はや1年3か月が経過。今年4月には13thシングル「3-2」を発売し、新たなチャプターに突入している。坂本も7月5日に開催された配信限定ライブ「HKT48 THE LIVE~STUDIO LIVE SONG~」で出演メンバー10人に名を連ね、歌唱だけでなく、MCでも熊本・鹿児島両県の豪雨被災地にメッセージを送って人々の心を打った。HKT48における自分の理想像、そこに坂本はやはり「歌」を掲げる。

「指原莉乃さんや今『IZ*ONE』に行っている(1期生の)宮脇咲良さんをリスペクトしていて、目標にしてきました。もちろん今もその想いはありますが、タイプも性格も人それぞれ違うので、自分にしかできないことを突き詰めていって、なおかつファンの皆さんに楽しんで頂きたいと思っています。私はMCもあまり得意ではなくて、(勝負できるものは)歌しかない。先日のライブではMCやハモリパートを任せて頂いて、『今までやってきたことがここにつながるんだ』『決して無駄ではなくて、見てくれている人のために頑張ろう』と感じました。そういう出来事が少しずつ増えてきたので、私はやっぱり歌でグループを引っ張っていける存在になりたいです」

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