名脇役の赤塚真人さん、73歳で死去 渥美清さんに憧れ俳優に 山田洋次監督からの手紙を棺へ
俳優の赤塚真人(あかつか・まこと)さんが亡くなったことを5日、赤塚さんを看取った俳優の水沢有美がXで報告した。赤塚さんは73歳だった。
『でっかい青春』で共演の俳優・水沢有美がXで報告
俳優の赤塚真人(あかつか・まこと)さんが亡くなったことを5日、赤塚さんを看取った俳優の水沢有美がXで報告した。赤塚さんは73歳だった。
「昨日赤塚真人さんのお見舞いに伺い、まさか私の目の前で息を引き取るなんて…」
その上で生前、赤塚さんが山田洋次監督から送られた手紙を公開し、「これは入れてね…と…心からご冥福をお祈りします。私との約束は、そちらに私も伺ってからですね~今までいっぱいありがとね…感謝感謝感謝」とつづっている。
東京都生まれの赤塚さんは、山田監督がメガホンを取った『男はつらいよ』で主演の故渥美清さんに憧れ、俳優になることを決意。1967年に本格的に俳優デビューした。そして、76年公開の『男はつらいよ 寅次郎純情詩集』で念願の同作出演を果たし、77年には山田監督による名作『幸福の黄色いハンカチ』にも出演した。
70年代には数多くの青春ドラマに出演。70年代後半以降は、フジテレビ系『銭形平次』、TBS系『大岡越前』、『水戸黄門』、テレビ朝日系『暴れん坊将軍』などの時代劇、さまざまな現代劇で存在感のある脇役を演じた。
2002年には『劇団TA2』を旗揚げ。07年からは劇団名を『劇団裏長屋マンションズ』とし、座長として活動した。水沢とは68年の日本テレビ系『でっかい青春』で共演した。
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【写真】赤塚さんが山田監督から送られた手紙