「美少女戦士セーラームーン」が全ての始まり―二宮響子が“変身する女の子”に惹かれた幼少時代
ショーレストラン「美少女戦士セーラームーン -SHINING MOON TOKYO-」(現在は無期限休業中)にセーラーマーズ/火野レイ役で出演していた女優の二宮響子。インタビュー後編では、なぜ、「美少女戦士セーラームーン」に惹かれたのか、舞台出演のきっかけ、さらには自身が演じるセーラーマーズの魅力などを聞いた。
インタビュー後編、「美少女戦士セーラームーン-SHINING MOON TOKYO-」出演
ショーレストラン「美少女戦士セーラームーン -SHINING MOON TOKYO-」(現在は無期限休業中)にセーラーマーズ/火野レイ役で出演していた女優の二宮響子。インタビュー後編では、なぜ、「美少女戦士セーラームーン」に惹かれたのか、舞台出演のきっかけ、さらには自身が演じるセーラーマーズの魅力などを聞いた。
――出演のきっかけを教えてください。
「現在の事務所に入る時に、『「美少女戦士セーラームーン」の作品には絶対出たい』という気持ちを伝えていました。幼稚園の時にやっていた「美少女戦士セーラームーン」のミュージカルを見たのが、役者を目指したきっかけだったんです。それから、大ファンになりました」
――何にそんなに惹かれたのでしょうか。
「テレビっ子で、アニメばっかり見ていました。その中で“変身する女の子”にすごく惹かれたんです。当時、バレエの発表会には出ていましたが、表に立つことはそれほど得意ではなかった。でも、テレビで(美少女戦士セーラームーンの)主人公・月野うさぎを観ていたら、うさぎも最初から強いわけではなくて、共感できるなと。子どもながらにすごく勇気づけられ、支えになりました」
――好きなキャラクターを教えてください。
「もともと、主人公のセーラームーンを応援していましたが、今は自分の役であるセーラーマーズに魅力を感じるようになりました」
――どこに魅力を感じますか。
「当時、アニメではちょっと意地悪な女の子のイメージだったんです。何でこんな意地悪なことばかり言うのだろうと思っていましたが、大人になってから、主人公のセーラームーンへの優しさで、愛のために素直になれない、意地悪さだったんです。それを理解して好きになって、漫画も読み返して、さらに好きになりました」
――その火野レイさんをどういう風にとらえていますか。
「レイに限らず、出てくるキャラクターはみな、中学生なのに大人びています。でも、少女らしくもあって、中学生らしい悩みもある。レイは神秘的な少女。少しまわりから浮いている存在です。巫女さんで、昔から霊感が強くて、不思議な力があった。みなとあまり馴染めていなかった。でも、(主人公の)月野うさぎといる時は、少し砕けた口調になってきたりして、年相応の女の子らしい部分が出てきます。でも、戦士になったら、誰よりもうさぎを守る意志が強い女の子だと思います」
――ショーではダンスが中心で、ほとんどセリフがありません。
「そうですね。歌も一曲しかありませんが、もともと歌うことが好きなので、どんどん声を出して歌っていると、お客さんが『響子さん、めっちゃ歌っていたね』と気付いてくれて。『よかったよ』とほめてくださったことがあったんです」