「美少女戦士セーラームーン」が海外で熱狂的な支持を受けるワケ セーラーマーズ/火野レイ役・二宮響子が感じたこと

美少女戦士セーラームーンを通して友達ができ、世界が広がった…「私も同じ」

――なぜ、海外にファンが多いと思いますか。

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「テレビ番組『YOUは何しに日本へ?』に出演していた、海外の女の子3人が『あんまり、学校にも友達がいなくて寂しかったけど、「美少女戦士セーラームーン」の作品を通して、セーラームーンを好きな人たちと友達になれて、世界が広がりました、勇気づけられました』というお話をされていて、私も同じだなと思いました」

――「美少女戦士セーラームーン」自体の魅力は何だと思いますか。

「普通の女の子が主人公であること。また、宝石や惑星の名前など、1個1個の名称が、女の子の心に刺さるんです。敵のキャラクターも宝石に沿った名前があります」

――コスチュームも独特です。

「日本独特の『カワイイ』という言葉に当てはまるようなコスチュームです。学生服であるセーラー服が、コスチュームになっているところが新しいですし、海外の方も好きなのではないかなと思います。」

――ファンの共通点は何でしょうか。

「みんな、ピュアなんです。舞台でも、音楽が鳴った瞬間からみんな泣くんです。号泣しちゃう。始まった直後なのに音楽がバーと鳴り響くと、グッときてしまうんです。始まったというワクワク感もあるんでしょうし、目の前に来るんだ、という感動もあると思います。多い方で35回も来てくださっている方がいます。来てくれるたびに手紙を書いてくれて、この前数えたら、確かに手紙が35枚ありました。リピーターの方も多い公演になっています」

――ファンに伝えたいことはありますか。

「舞台というのは、あまり背中を向けることがないと思うのですが、このショーは、背中を向けることも多いです。アニメなどの映像を観ると、原宿に遊びにきた女の子たちが背中を向けていたりします。戦うシーンでも、背中を向けていますが、まるでお客さんに守ってもらえているという気持ちにさせられます。そうした演出を含めて、一緒に「美少女戦士セーラームーン」の世界を体感してくれていたんだと思います」

□二宮響子(にのみや・きょうこ)1997年10月20日生まれ、神奈川県出身。日本音楽高校音楽科舞台芸術コース卒。2018年から「美少女戦士セーラームーン -SHINING MOON TOKYO-」にセーラーマーズ/火野レイ役で出演している。特技は歌うこと、バレエ、イラスト。

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