「美少女戦士セーラームーン」が海外で熱狂的な支持を受けるワケ セーラーマーズ/火野レイ役・二宮響子が感じたこと
日本を代表するマンガ「美少女戦士セーラームーン」。全世界にファンがいることでも知られる。コロナ禍以前に、東京・麻布十番で営業していた「美少女戦士セーラームーン -SHINING MOON TOKYO-」(現在は無期限休業中)では、訪れる客の7、8割が海外のファンだったという。一体、なぜ、ここまで海外で支持を受けるのか。同公演で、セーラーマーズ/火野レイ役を演じていた女優の二宮響子にその理由を聞いた。
インタビュー前編、「美少女戦士セーラームーン -SHINING MOON TOKYO-」出演
日本を代表するマンガ「美少女戦士セーラームーン」。全世界にファンがいることでも知られる。コロナ禍以前に、東京・麻布十番で営業していた「美少女戦士セーラームーン -SHINING MOON TOKYO-」(現在は無期限休業中)では、訪れる客の7、8割が海外のファンだったという。一体、なぜ、ここまで海外で支持を受けるのか。同公演で、セーラーマーズ/火野レイ役を演じていた女優の二宮響子にその理由を聞いた。
――無期限休業前の公演では、海外からのお客様が多いと聞きました。
「7、8割は海外の方で、中には『チリから来ました』という方々もいらっしゃいました。『キョウコマーズ』と私の名前を叫んでくださったんです。楽屋に帰ると、チリのお土産を持ってきてくださっていて、『よかったら、私の国にも来てください』とメッセージをいただきました」
――どのような公演だったのでしょうか。
「平日は1日に2回、週末は1日に3回ショーを行っていました。まず、お食事を楽しんでいただいて、その後に約40分間のショーをご覧いただけます。2階にグッズエリアがあるので、ブロマイドやTシャツなどのグッズを買うことができます。ショーを見終わった後に、『あの子、素敵だな』と思ってくださって、ブロマイドを買いに行かれる人もいました」
――ショーをやっていてどのような時がうれしかったですか。
「ショーの後のグリーティングで、『ありがとう』『またね』とか、お客様から直接お話を聞ける時間が少しあるのですが、海外のファンの方が英語で感想を伝えてくれるんです。以前、海外の方が『私はセーラーマーズがお気に入りです』と英語で言ってくださって、本当にうれしかったです。お客様の8割が海外の方だったこともあり、通常の公演と比べて、歓声や拍手が大きく、会場をとても盛り上げてくれていました。私もめちゃくちゃ楽しかったです」
――なぜ、海外で知られているのだと感じますか。
「マンガが世界に広がっているからだと思います。最近は電子書籍でも読めるようになっています。以前、フランスのパリに行く機会があったんですが、本屋さんに「美少女戦士セーラームーン」の本が翻訳されて置いてあり、人気なんだなというのが伝わってきました」
――最初から海外の方が多かったのでしょうか。
「オープンの時から多かったです。このために日本に来ている人もいました。店舗のある麻布十番が原作のモデルにもなっているため、まず「美少女戦士セーラームーン」の“聖地巡礼”をして、その後、夜にショーを観る……という風に自分たちでツアーを組んでる方もいました」
――海外のファンはどのような人でしょうか。
「やはり女性が多いですが、男性だけで来られる方もいます。でも、本当に男女問わず、年齢層も幅広い」