作家で伝統文化評論家の岩下尚史氏がTBS朝の報道・情報番組『THE TIME,』（月～金曜午前5時20分）5月の月曜日マンスリーレギュラーに決定したことが2日、発表された。6日放送回から出演する。

　番組のコンセプトは、“ニッポンの朝がみえる。”。総合司会は安住紳一郎アナウンサーが務めており、JNN各局からの列島中継なども交え、今求められているニュース、LIFE＆カルチャー、スポーツ、天気などのさまざまな情報を、テンポよく、的確かつ誠実に放送している。

　熊本県出身の岩下氏は、学生時代から花柳界に精通し、國學院大學卒業後は新橋演舞場に入社。企画室長を経て、芸者の成り立ちから戦前、戦後の東京の花柳界全盛の時代までの歴史と変貌を細やかに描写した処女作『芸者論』で2007年度の和辻哲郎文化賞を受賞。日本文藝家協会の会員や母校の國學院大學客員教授として活動するほか、“ハコちゃん”の愛称でテレビのコメンテーターや講演活動など幅広く活躍。都会を離れ、自然豊かな東京都青梅市での愛犬“綱切丸”との暮らしぶりにも注目が集まっている。

　岩下氏は毎週月曜の午前6時40分ごろ、生活情報を届けるコーナー「ライフニュース」から出演する。過去には『ぴったんこカン・カン』で安住紳一郎アナウンサーとも共演し、今年1月にゲスト出演したTBSラジオ『日曜天国』の中では、安住アナと息の合ったトークを展開。さらに、かねてから自身の葬儀での“葬儀委員長”は安住アナにお願いしているという間柄だ。

　岩下氏は「晴れがましい番組に招かれましたからには、私のすべてをお見通しの安住さんの胸をお借りして、ほがらかに、皆様のうつくしい朝を寿ぐことが出来ましたら幸いと存知ますので、何とぞ、鷹揚な御視聴を願い上げます」とコメントした。