河合優実、主演映画『あんのこと』新場面写真が解禁 主要キャストに佐藤二朗&稲垣吾郎

俳優の河合優実が主演を務め、6月7日に公開される映画『あんのこと』のメインビジュアルと新場面写真が24日に公開された。

『あんのこと』メインビジュアル【写真:(C)2023『あんのこと』製作委員会】
『あんのこと』メインビジュアル【写真:(C)2023『あんのこと』製作委員会】

6月7日公開『あんのこと』メインビジュアル解禁

 俳優の河合優実が主演を務め、6月7日に公開される映画『あんのこと』のメインビジュアルと新場面写真が24日に公開された。

 同作は、2020年6月に新聞に掲載された「ある1人の少女の壮絶な人生をつづった記事」に着想を得て描いた人間ドラマ。ホステスの母親と足の悪い祖母と暮らす20歳の香川杏の人生を描く。子どもの頃から酔った母親に殴られて育った杏は、小4から不登校となり、12歳で初めて体を売る。相手は母親の紹介だった。希望も絶望すらも知らず、ただ繰り返される杏の毎日が、“ある出会い”をきっかけに変わり始める。しかしやっと繋がった細い糸もコロナ禍で断ち切られてしまう。機能不全の家庭に生まれ、虐待の末にドラッグに溺れる少女・杏を、河合が演じる

 主要キャストに佐藤二朗と稲垣吾郎も出演。佐藤は、ドラッグに溺れていた杏を救おうとする人情味あふれる型破りな刑事・多々羅保役。稲垣は、多々羅と親交がありつつも彼の裏の顔を暴こうとする、正義感と友情に揺れるジャーナリスト・桐野達樹を演じる。

 解禁となったポスタービジュアルは、不安気な表情の杏が歩く姿を多々羅と桐野がそばで見守っている。3人の関係性を表現したようなビジュアルに仕上がっている。新場面写真では、杏と杏の人生に交差する人々のさまざな姿が切り取られている。取調室での多々羅と杏や、泣き崩れる杏を多々羅が抱きかかえる様子など、杏の過酷な暮らしを映す一方、介護の仕事に携わった老人ホームや、多々羅や桐野と3人で行ったラーメン屋のシーンでは笑顔が見られ、彼女の生き生きとした瞬間が捉えられている。

 同作のメガホンをとった入江悠監督は、「たしかに彼女の人生は過酷といえます。と同時に、彼女にも楽しく豊かな時間はあったにちがいない。そう考えたとき、彼女の人生と並走し、その体温を身近に感じてみたくなったんです」と語っている。

次のページへ (2/2) 【写真】多々羅保(佐藤二朗)と桐野達樹(稲垣吾郎)とラーメンを食べる杏(河合優実)
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