高校の同級生に数年ぶりに連絡したら…難解すぎるLINE公開に「会話が成り立ってるのがすごい!」

高校時代の同級生からのLINEが独自進化を遂げていた、という投稿が先日ネット上で大きな話題になった。生粋の日本人なのに、なぜか同級生がLINEで使うのはドイツ語オンリー。それだけでもユニークなのに、数年ぶりに連絡を取ると、驚きの進化が……。「会話が成り立ってるのがすごい!」と話題を呼んだ投稿主の南村杞憂(@kiyunamura)さんに詳しい話を聞いた。

同級生との2018年のLINE。数年後に連絡を取ると…【写真:X(@kiyunamura)より】
同級生との2018年のLINE。数年後に連絡を取ると…【写真:X(@kiyunamura)より】

「相変わらずの奇人ぶり」 衝撃の投稿

 高校時代の同級生からのLINEが独自進化を遂げていた、という投稿が先日ネット上で大きな話題になった。生粋の日本人なのに、なぜか同級生がLINEで使うのはドイツ語オンリー。それだけでもユニークなのに、数年ぶりに連絡を取ると、驚きの進化が……。「会話が成り立ってるのがすごい!」と話題を呼んだ投稿主の南村杞憂(@kiyunamura)さんに詳しい話を聞いた。

「高校の時の同級生でLINEやとドイツ語でしか喋らん奴がおったんやけど数年ぶりに連絡とったらシーザー暗号でしか喋らん奴に進化しとった」

 3月13日、南村さんがLINEの画像を添えてXに投稿すると、8.9万件の“いいね!”が集まる反響に。「全然わからん!会話が成り立ってるのがすごい!」「最高の友人同士w」「シーザー暗号での会話、楽しそう」「こういう天才同士の会話みたいなやつ大好き」「IQ凄いんだろうなぁ」などさまざまな声が寄せられた。

 そもそもなぜ、同級生は最初からドイツ語だけ?

 素性について聞くと、「至って普通の徳島県民だと思います。私も深く聞いたことはないのですが、大学の第二言語でドイツ語を取ったのかな? くらいには思ってます。留学にも行ったのかもしれませんね。徳島にはドイツ村という所があるのですが『その影響かな……』と言っている人を見かけて面白かったです」とのこと。

 詳しい背景は南村さんも分からないという。

「少なくとも私がはっきり把握している背景はないと思うのですが、大学に入ってから顕著になっていた記憶があるので、たぶん第二言語でドイツ語を選択していたとかだと思います」

 ただ、すごいのは、ドイツ語、シーザー暗号、16進数暗号……など同級生から繰り出される難解な言語や暗号のLINEを南村さんも都度解読し、くらいついている点だ。例えば、同級生が「Smr volo xymr」(※「私は生きている」の意)と送ると、「マジか一旦解読頑張るわ」と返信。そして、「生きてはいるのね」とコミュニケーションを取っている。

 これについては、「私も大学での第二言語はドイツ語でした。とはいえ、ほぼ全く読めない話せないので翻訳サイト頼りです。シーザー暗号は……みんな知らないもんなんですかね……? 16進数は文字列を見たとき、16進数の表記っぽかったのでピンときた、としか言いようがないのですが。なんかとりあえず解いてみようとする気概が大事なんだと思います」と話した。

 同級生の人柄は、「謎多き気難しいかわいい友人です」と表現。「大人になって少しは性格が丸くなったんじゃないかと思います、お互い」と、懐かしんだ。

 LINEは気軽なやり取りが魅力だが、少なくとも同級生とは手間も時間もかかりそう。

 それでも、南村さんは嫌いではない。「基本『試されている……』と思いながらやり取りしています、楽しいです」と、前向きに受け止めている。

 投稿が拡散され、意外な形で2人の関係にも注目が集まった。

「バズってみると確かにツイッターを見ている人が好きそうな話だな~と思いました。クイズを出し合う仲というのはまだ比較的よくあるかもしれませんが、コミュニケーションそのものがこんなノリなのは確かに珍しいですよね。なんていうか、向こうも相変わらずの奇人ぶりだし、私も私でかなり寛容だなあと思いました」と結んだ。

次のページへ (2/2) 【写真】ドイツ語に加え、シーザー暗号も…実際のLINE
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