【K-1vsRISE対抗戦】アトム級女王対決でK-1菅原美優が敗北…宮崎小雪は破竹の12連勝

第12試合では、現RISE QUEEN アトム級王者の宮崎小雪が、現K-1 WORLD GP アトム級王者の菅原美優を延長の末、判定で下した。

菅原美優に勝利した宮崎小雪(右)【写真:山口比佐夫】
菅原美優に勝利した宮崎小雪(右)【写真:山口比佐夫】

「TRY HARD GYMに注目していただけたらうれしいです」

格闘技イベント「TRHD presents K-1 WORLD MAX」(2024年3月20日)【K-1vsRISE対抗戦】第12試合 スーパーファイト 女子-45.5kg契約 3分×3R・延長1R

 第12試合では、現RISE QUEEN アトム級王者の宮崎小雪が、現K-1 WORLD GP アトム級王者の菅原美優を延長の末、判定で下した。

 女子初の「K-1vsRISE対抗戦」。アトム級王者同士の団体を超えた女王対決となる。菅原は現在5連勝中、宮崎は11連勝中だ。

 1R、宮崎はインローで菅原の脚を壊していく作戦。パンチのコンビネーションにもインローを交えていく。菅原はリーチ差を活かして左右のミドルを当てていく。宮崎のローキックをバックステップでかわす場面もあり、菅原がうまく距離を取れているか。

 2R、菅原は前蹴りで距離を取るが、ラウンド中盤からクリンチする場面も。離れ際に宮崎が右フックを狙っていく。宮崎は早い出入りで距離を詰め、ミドルキックも届くようになってきた。

 3R、宮崎はインロー、ミドルキック、ハイキックと左の蹴りを出していく。宮崎の左ストレートが菅原の顔面にヒット。しかし、3R通して明確な有効打はなく、延長ラウンドへ。宮崎は回転の速いパンチのコンビネーションで攻めていく。一方の菅原は遠い距離から前蹴りとミドルキックを狙う。ラウンド終盤から疲れが見え始めた菅原。10-9、10-9、10-9の3-0で宮崎が判定勝利を収めた。

 連勝を「12」に伸ばした宮崎がリングで喜びを語った。

「プレッシャーとか不安とか負けたらどうしようという恐怖があったんですけど、ジムのみんなだったり応援してくれる方々に支えられて勝利することができました。これでアトム級日本一を証明することができたと思うので、もっと強くなれるように女子格闘技を盛り上げていけるように頑張るので、これからの宮崎小雪、TRY HARD GYMに注目していただけたらうれしいです」

次のページへ (2/2) 【動画】菅原美優vs宮崎小雪の様子
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