K-1vsRISEで疑惑の判定…ネットで賛否 RISE伊藤代表も「ここで終わり」「求めているものが違う」

格闘技イベント「TRHD presents K-1 WORLD MAX」(2024年3月20日)【K-1vsRISE対抗戦】で行われた江川優生(POWER OF DREAM)VS常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)、軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)VS門口佳佑(EX ARES)の判定について、ネット上で疑問視する声が多く上がっている。RISEの伊藤隆代表も会見でこの問題に言及した。

難しい判定となった軍司泰斗vs門口佳佑(右)【写真:山口比佐夫】
難しい判定となった軍司泰斗vs門口佳佑(右)【写真:山口比佐夫】

田丸辰「これ本当に忖度なし?」

 格闘技イベント「TRHD presents K-1 WORLD MAX」(2024年3月20日)【K-1vsRISE対抗戦】で行われた江川優生(POWER OF DREAM)VS常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA)、軍司泰斗(K-1ジム総本部チームペガサス)VS門口佳佑(EX ARES)の判定について、ネット上で疑問視する声が多く上がっている。RISEの伊藤隆代表も会見でこの問題に言及した。

 江川優生が常陸飛雄馬に延長の末に勝利、軍司泰斗も延長の末に門口佳佑から勝利を上げている。2人の勝者が今回ホームであるK-1選手であることからも賛否が巻き起こっている。OBをふくめたRISEファイターたちもXで以下のように投稿した。

田丸辰「判定どした? これ本当に忖度なし?」

YA-MAN「(常陸飛雄馬の判定負けについて)選手は何も悪くないけどさすがにこの判定はおかしい。対抗戦でこんなあからさまな判定があると出たがる選手はどんどんいなくなる またキックボクシングの輪が小さくなる 公に非難する」

山田洸誓「ふざけんな」

HIROYA「全体的にK-1の判定酷くないですか?笑」

 試合後の会見では常陸、門口ともに負けを受け入れている様子だったが、RISEの伊藤代表はこの判定について持論があるようだ。

「僕は勝ったと思いましたよ。でもこれはK-1のリングなんで、僕がとやかく言う必要はないと思うし、そういう部分でたぶん求めているものが違う、そういうことだと思います。そこら辺をちゃんと話し合いをできるかどうかっていうのが今後重要になると思います」

 さらに伊藤代表は、今後の「K-1vsRISE対抗戦」については、「一旦終了したい」と明言した。

「私の中ではいったんここで終わりかなとは思っています。今日のイベントを見てRISEとK-1の求めているものが違うなっていうのを僕は実感したんで。これは意見交換会でまた話し合って、それで何かまた進められるんだったら進めていきたいんですけども、私の中では、ここで一旦終了したいと思っています。

 今回みたいな全面っていうのはちょっとある意味、これって毎回やっても盛り上がらないと思うんですよ。やっぱりお互いで選手を作り合って、(プロ野球の)セ・リーグとパ・リーグのように作り合って、そこで対決するのがいいし、ある意味、両団体の選手をある程度出してしまったと思うんですよね。戦っていない選手もいますから、それはスポットでやる可能性もありますけども、ちょっとお互いに求めているものを1回ヒアリングしなきゃいけないなと僕は今日感じました」

 2022年6月に行われた「THE MATCH 2022」から約2年。K-1とRISEの両団体が歩み寄って格闘技界を盛り上げてきたが、両者が交わるのは「いったん休止」となりそうだ。

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